2002年02月26日
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戦車vsモビルスーツ

Written By: トーノZERO連絡先

 ガンダムの世界において、モビルスーツの登場が宇宙戦艦の時代を終わらせたことが、20世紀において、航空機の登場によって戦艦の時代が終わったことによく対比されます。このことについて、特に疑問はありません。事実として、航空機の発達によって、巨大な火砲を持った軍艦が建造されなくなったという歴史があるわけで、それと同様の出来事が起こると考えることは奇異ではありません。

 ところが、それと良く似てはいるものの同じではないものがあります。航空機の発達によって戦車は不利な立場に置かれました。しかし、戦艦は作られなくなりましたが、戦車が作られなくなったという事実はまったくありません。それゆえに、モビルスーツの出現により戦車は時代遅れになり消えていったと考えることは、やや奇異に感じられます。

 形を無視して大きさや火力だけに注目するなら、地上を歩くモビルスーツは、重戦車よりも強大な火力を持つ地上兵器であると言えます。では、火力の大きな兵器があれば火力の小さな兵器は不要となり淘汰されてきたかというと、そんなことはありません。それは、重戦車があれば中戦車や軽戦車は要らないという理屈と同じと言えますが、それは実際の歴史の中では事実ではなかったと言えます。

 実際に、これを実感するには、1/144のモビルスーツの模型と、1/144の戦車模型である海洋堂のワールドタンクコレクション(ワンフェスで販売されただけで、まだ一般には発売されていませんが)を並べてみると良く分かります。ともかく、圧倒的にサイズが違います。モビルスーツがいかに強力であろうと、大きすぎて入り込めない場所がいくらでもあるのは明らかです。それを補完するために、コンパクトで小回りの利く兵器が必要とされると考えるのは自然なことでしょう。つまり、モビルスーツの存在は、けして戦車を不要とはしないのです。

 と~のは、様々な兵器を並べて大きさを比較できる国際標準スケールを応援しています。


ご注意: このコンテンツは、「バーチャルネットライター と~のZERO歳」と呼ばれるサイトに書き込まれた内容を変換して、本サイトに転送したものです。このコンテンツの内容は、「と~のZERO歳」という仮想人格が書いたものという設定であり、謎のアニメ感想家トーノ・ゼロと限りなく近いものの、必ずしも同一人格ではないことをお断りしておきます。

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