2002年03月29日
トーノZEROアニメ感想アクエリアンエイジ total 2749 count

心の中の醜い本音をさらけ出してしまったヒロインの行く末

Written By: トーノZERO連絡先

 2話連続放送で終了となりました。

 非常に見応えのある2話でした。

 ポイントは戦いにはなく、心の中の醜い本音をさらけ出してしまったヒロインをいかに救いうるか、という点にあるのは非常に良いところです。悪を倒せばそれで万事解決になるわけがありません。良心的に作品作りをするということは、本当の意味での解決を考えねば成りません。

 この作品では、それを、ヒロインの心の問題として捉えているわけです。つまり、ヒロインは主人公に対して綺麗事を取り繕って接していたという引け目、そして、自分自身への負い目を持っていたわけです。それをさらけ出してサラスバディとなり、一時はそれで満足したものの、それは本当の救済ではなく、別の種類の欺瞞でしかなかったわけです。二重の欺瞞に追いつめられたヒロインに主人公は何を語りうるのか。

 と~のは、アクエリアンエイジを作ったスタッフの未来を応援しています。


ご注意: このコンテンツは、「バーチャルネットライター と~のZERO歳」と呼ばれるサイトに書き込まれた内容を変換して、本サイトに転送したものです。このコンテンツの内容は、「と~のZERO歳」という仮想人格が書いたものという設定であり、謎のアニメ感想家トーノ・ゼロと限りなく近いものの、必ずしも同一人格ではないことをお断りしておきます。