極東ジオン軍は、危機に瀕していました。旅順港に集結しつつある連邦軍の大艦隊。これが出撃してくれば、ジオン軍の極東艦隊に勝ち目はありません。
司令部が苦悩しているところに、モビルスーツ部隊のコーチが「提案します!」と入り込んできました。
「ゾックを護衛として、マッドアングラーを旅順港に向かわせます。そして、港の入り口でマッドアングラーのキングストン弁を抜き、自沈させ、港を閉塞します」
「しかし……」
「完成しているゾックがたった1機で、他にどんな作戦があるというのですか!」
そして、マッドアングラーはゾックと共に出航しました。
だがしかし、ゾックの行く手を遮る敵が……。
「連邦の水中型モビルスーツ!? こんなものまであるなんて」
「お姉さま、後ろからも敵が!」
「コーチが作ったゾック。こんなことでは負けなくてよ」
「でも、後ろから前から女の子を挟むなんて連邦軍はエッチです」
「うふふ。普通のモビルスーツなら抵抗できなかったかも知れないわね。でも、ゾックには前にも後ろにもビーム砲があることを知らなかったようね。ノリコ、前と後ろのビーム砲、同時発射よ」
「はい、お姉さま!」
「バスター、ファイアー!」
「バスター、ファイアー!」
「更に、これでどうかしら。機体を大回転よ」
「やったわ、お姉さま。敵のモビルスーツは全滅です!」
「マッドアングラーが沈むわ……」
ああ、乙女達の青春を載せたマッドアングラーが沈んでいく。
だが、連邦との戦いが続く今、感傷は禁物だ。
戦え、ゾック。ジオン勝利のその日まで!
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