今回のAパートは、日曜午後7時半に名作アニメとして放送しても通る、というよりも、これだけの作品が作れれば、未だに日曜午後7時半は名作アニメの指定席だったでしょう。
更に、Bパートも含めて見れば、本質的に、単に原作が有名であるというだけの意味しか持たない「名作アニメ」ではなく、名作と呼ぶに値するアニメだと思います。
これでも、ラーゼフォンは高く評価しているつもりでしたが、まさかこれだけのものを見られるとは思ってもいませんでした。おそらく、ラーゼフォンという作品自身が、まだ成長過程にあって、「ラーゼフォンの水準」そのものが常に塗り替えられつつあるのだと思います。
実に嬉しい、心地よい戦慄を感じさせていただきました。
以下余談。
模型雑誌のモデルグラフィクス誌に、佐藤道明氏のラーゼフォン関連連載があることに気付いているでしょうか?
今月号は、主に戦車とそれに関連する兵器についての設定とうんちくが書かれています。90式戦車改の後継戦車になる24式戦車や、その車台を用いた27式自走砲など、これだけ見ても濃厚な世界が展開されています。それも、ただ単に膨大な設定を作りましたという感じではなく、非常に濃いのです。たぶん、普通のマニアックな(自称)SFアニメとは比較にならないぐらい濃い世界だと思います。この世界において、戦車の1台すらも、おそらく佐藤道明さんの中では、主役ロボットと同等か、あるいはそれ以上の存在感を持っているのでしょう。そして、そういう濃厚なスープの中から浮かび上がってくるのが、実際に放送されるラーゼフォンのフィルムと言えるのでしょう。
と~のは、ラーゼフォンを応援しています。
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