この一連のRAVEの物語の真相が、ようやく見えてきました。
些細な運命のイタズラから、あまりに大きな力を持つ男が、あまりにも大きな悲しみを抱いてしまったこと。ただそれだけのことが、複雑で壮大な事態の中心にあったわけです。
そして、互いを傷つけあい続けるキングとハルの父。
そこに、ハルが乗り込んでいくというのは、とても複雑な波紋を投げかけることになります。つまり、妻と子を失ったキングと、妻を失ったハルの父が並んでいるところに、ハルが乗り込んでいくということは、キングが失いハルの父が失わなかった「息子」という存在を見せつけられることになるからです。
しかし、これが単純な復讐劇であるかというと、そうでもないようです。キング自身、心のどこかで、この状況から逃れるすべを求めているようにも見えます。そして、そのことで、親友であったハルの父に救われることを期待しているのかもしれません。それが、自らの死という救いであっても。
と~のは、クライマックスで盛り上がるRAVEを応援しています。
ご注意: このコンテンツは、「バーチャルネットライター と~のZERO歳」と呼ばれるサイトに書き込まれた内容を変換して、本サイトに転送したものです。このコンテンツの内容は、「と~のZERO歳」という仮想人格が書いたものという設定であり、謎のアニメ感想家トーノ・ゼロと限りなく近いものの、必ずしも同一人格ではないことをお断りしておきます。