2003年04月17日
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4月の新番組時期に対して、あえて苦言を述べるなら

Written By: トーノZERO連絡先

 既にどこかで書いていると思いますが、と~のは、いくつかの例外を除き、地上波VHFのテレビアニメを守備範囲として、それを見て感想を書いています。もちろん、限定してすらこの範囲のアニメを全て見ることはできません。実際に見られるのは、更にその一部ということになります。

 それで、番組改編期ともなれば、一応、目に付いたアニメの第1話は一通り見て、どれを見るかを選択することになりますが。なんだか、この4月は、うんざりして来ました。いつもなら、第1話を次々と見るという行為は、ワクワクする何かを感じさせるものです。ですが、今は、ワクワクよりも、うんざりを感じています。

 その理由は、第1に、本数があまりに多すぎること。なけなしの時間を割いてアニメを見ているわけで、単純にその時間が圧迫されることは苦しいのです。

 第2の理由は、多くなった分だけ薄まった感があること。おそらく、日本のアニメ界が制作可能な限度を超えた本数が現在放送されていると思います。それは裏を返せば、十分な能力を持ったスタッフを揃えることができないアニメが多数放送されていることなのでしょう。実際、普通なら絶対に実現するはずがないと思わずにはいられないアニメもあるように感じられます。

 つまり、無理をして時間を作って見ても、その無理に見合うだけの満足が得られていない、という状況があるわけです。

 しかし、この状況にも、全く良いことが存在しない訳ではありません。良い意味で、普通なら絶対に実現するはずがないアニメが実際にテレビの放送電波に乗って流されているだろう、というケースも若干含まれるからです。たとえば、LAST EXILEなどは、いくらテレビ東京の深夜だからといって、そう簡単に企画が通るようなものではないように思います。

 そういう意味で、と~のとしては、毎週欠かさず見たいアニメは4月の番組改編で、減少傾向にあります。無理をしても見たいと思うアニメは減ったということです。しかし、とびぬけて気になるいくつかのアニメが存在することも事実です。こういう、夢のある希望が常に生まれてくるところが、と~の的にアニメを見ることの価値だと思います。

 これが消えたら、もうアニメなど見る必要はないと思いますが、いつまでも消えませんね。おかげで、まだ見てます。まだしばらく見続けることになりそうです。


ご注意: このコンテンツは、「バーチャルネットライター と~のZERO歳」と呼ばれるサイトに書き込まれた内容を変換して、本サイトに転送したものです。このコンテンツの内容は、「と~のZERO歳」という仮想人格が書いたものという設定であり、謎のアニメ感想家トーノ・ゼロと限りなく近いものの、必ずしも同一人格ではないことをお断りしておきます。