昨日の深夜、何やら不思議なガンダムの特番をやっていましたね。
録画したのを見ました。
普通なら、こういう特番に感想を書く気が起こったりはしないのですが。
あえて感想を書こうと思ったのは、見ていて非常に楽しかったからです。
この番組を特徴づけるのは、本当に好きな人達が、実にたどたどしく、好きと言うことを表現しているという心地よさですね。最初から最後までプロが演技してできあがった特番とは違います。
こういう味の特番は、ずいぶん長いこと見てないような気がしたので、特に面白かったですね。
とはいえ、ずっと昔なら、こういう手作り感覚の特番があったのかというと、それも自信がありません。どちらかというと、アニメファンをなめた出来の悪い特番が多かったような気がしないでもありません。強いて言うなら、イデオンの劇場版のときにやった特番でしょうか。受けて送り手キャンペーンなどと言って、読者のアイデアの子ネタを映像化してみたり、妙なことをいろいろやっていて面白かったような記憶があります。
こういう特番が成立するというのは、1980年頃のアニメブームの感覚に近い何かが戻ってきたのかもしれない、ということなのでしょうか。少なくとも、かつて、ヤマトやガンダムを見ていたのはオタクと呼ばれる特殊な人種ではなく、普通の若者達であったわけです。そして、今、ガンダムSEEDをお茶の間の普通の親子が見ているとしたら、アニメが一部の特殊な人種だけのカテゴリから解放され、再び一般の誰もが楽しめる地位を回復したと言えるのかもしれません。
とはいえ、それは単なる思いつきで、本当かどうかは分かりませんが。
と～のは、こんな番組でもしっかり仕事をする古谷徹さんを応援しています。
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