2003年06月09日
川俣晶の縁側ソフトウェアMagSite1開発日誌 total 2215 count

MagSite1で使用されているテクノロジー

Written By: 川俣 晶連絡先

 MagSite1を実現するために使用されているテクノロジーについて、少し書いておきましょう。

 まず、拡張子を見て分かる通り、ASP.NETです。

 実行環境として、WindowsサーバとIISを使っています。公開しているテストサーバは、Windows Server 2003 Standardで、IISはバージョン6です。

 とはいえ、ASP.NET上で動いてはいますが、本当の意味でASP.NETを使っているとは言えません。実際に送信されるHTML文書そのものは、ASP.NETの機能を使うのではなく、NestedHtmlWriter( https://www2.xml.gr.jp/log.html?MLID=xmlusers&N=8291 )を使っています。(一部の管理用のページを除く)。

一応、Visual Studio .NET 2003のページのデザイナーで作るよりも、ずっとマシなコードが生成されている……はずです。

 ちなみに、Visual Studio .NET 2003は良くできた開発環境だと思いますが、ページのデザイナーについては悪夢ですね。うかつに気楽に編集していると、内部的にどんどん変なコードが割り込んでいきます。ちょっと文字を入れるとすぐにFONT要素が挿入されたりするし、色などの指定もスタイルシートが活用されません。

 それはさておき。

 内部的な情報の保存はXMLを採用しています。特に他の用途は何も想定していないので、独自のボキャブラリです。とはいえ、特に単純で高速な読み書きが要求されるランキング情報だけは、単なるテキストファイルとして読み書きしています。そういう最適化は、必要とされるケースがあると思います。

 その他に使用しているのがRSS( https://www.kanzaki.com/docs/sw/rss.html )です。

 実際に利用者から完全に見えない部分でいうと、単体テストフレームワークのNUnit 2.0があります。これを使用して、内部処理用クラスはテストファーストで開発されています。UI絡みの部分はテストがありませんが、それでもテストファーストの恩恵はたっぷりと受けています。

 あとは、プログラム言語のC#というところでしょうか。これは効率よく組めて良い言語です。