今週のエアマスターをやっと見られました。
まず、サブタイトルの音声に、「美奈ちゃん返しな」という摩季ちゃんの台詞が入るのが格好良い!
男でも子供ができるのを知ってるか?という気持ちの悪いいかれた男。このいかれっぷりが良いではありませんか。
ジュリエッタの乱入。
一瞬、全部忘れてた、という摩季ちゃん。オオカミの感覚を忘れられないのか、それとも逃れられないのか、そんなことまで言いますね。
打撃吸収からの投げ。
金ちゃんは、ガードする手を掴んで頭突き。
今助けると言いながら立っていられずに座り込む摩季ちゃん。
そして、怒濤のクライマックスに畳みかける摩季ちゃん。
実は、格闘アニメはちょっと思い入れがあるのですが、そういう思い入れのある正統な格闘アニメの系譜上に、エアマスターはあるのではないかと感じるようになってきました。
そもそも、格闘アニメに目覚めたのは、鉄拳チンミと闘将!!拉麺男(たたかえ、ラーメンマン)のあたりでした。この手の、ストイックな修行を含む精神面に重きを置いたアニメは、派手ではないものの独特の味があって、妙に気になっていました。とはいえ、拉麺男のあたりは世間から正統な評価を受けていたとは言い難い、というより何をしているのか知らない人の方が多かったと言えるかもしれません。何しろ大人気のキン肉マンの人気キャラクターが独り立ちした作品ということで、キン肉マンのような内容だと誤解した人が多く、「人気が低ければてこ入れに、キン肉マンが出てくるさ」などと言われていたほどです。しかし、実際には拉麺男は昔の中国を舞台にしたストイックな拳法修行アニメであって、超人プロレスのキン肉マンのキャラクターが出てこられるような作品ではありませんでした。というのは、全くの余談で、こういう体術と共に精神面に重きを置いた格闘アニメの流れの中で、エアマスターを捉えても良いのではないかと思えてきました。
ちなみに、格闘アニメにはもう1つの流れがあります。それはゲームの世界でストリートファイターIIなどが流行ったことから派生したゲーム原作の格闘アニメの流れがあります。これは、どちらかといえば、キャラ人気をふまえたキャラクターアニメ的なものが多く、ストイックな拳法修行アニメの世界とは違うものであるような気がします。
むしろ、格闘ロボットアニメであるアニメ版のレッドバロンの方が、精神面をきっちり描いているという意味で、正統な格闘アニメの後継者の一人であると言えるかもしれません。
そういう意味で、アニメ版レッドバロンや、幻の大傑作である(おそらくほとんどの人は知らない)真拳伝説に続いて、やっと、と～のがワクワクできる格闘アニメがやってきた、ということなのかもしれません。
というわけで、と～のは、赤裸々に精神を描かれつつ戦う摩季ちゃんを応援しています。
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