2003年08月10日
トーノZEROアニメ感想茄子 アンダルシアの夏 total 2614 count

自転車レースというあまり縁がない世界を魅力的に見せてくれた佳作!?

Written By: トーノZERO連絡先

 これは、千と千尋の神隠しの作画監督である高坂希太郎が、宮崎駿に見せられたマンガに惚れ込んで作ってしまったアニメ映画……ということのようです。

 お兄ちゃんが見に行くというので、一緒に見てきました。

 まず、問題は全国どこでもやっていないことでした。

 あれだけ映画館のある新宿でも1館だけ。

 というわけで、適当な時間に出て、やってる館に入る方法など取れるはずもありません。

 いざ行ってみると、驚くべき事に入場料が一律千円!

 短編映画なので、安いようです。

 本編が47分なのに、広告と予告が15分も入るという不条理さ!

 入ってみると中はガラガラ。どうやら、大人気というにはほど遠いようです。

 さて内容ですが、渋い通好みの良くできた映画、という感じでしょうか。ちょっと取っつきにくい感じ、入り込みにくい感じもあります。普通のエンターテイメント映画としては、ちょっと足りない感じもします。たとえば、千と千尋の神隠しの観客が見たら、付いてこられない率が高そうな気がします。

 ですが、自転車のレースという題材の特異性と面白さ、それから主人公の故郷に対する思いの揺れ、更にプロとして来年もチームに残るプレッシャーなど、なかなか見所も多くて面白いですね。

 良い映画を見たと思います。

 特に良いのが、道沿いの飲食店のオヤジ。変な眼鏡を付けて、となじっておきながら最後はしっかり自分がそのゴーグルを付けているというところが面白いですね。

 と~のは、兵役に行っている間に彼女をアニキに取られてしまった主人公を応援しています。


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