2003年08月15日
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ハンビーの素組、車内装備の組み立てに突入

Written By: 川俣 晶連絡先

 タミヤのハンビー。

 今日は、インストの13番から16番まで組み立て。

 ちょっと前に11番から12番まではやってありました。

 11番は車体下部にピンバイスで穴を開ける工作です。それをやったときは、必要な穴ぐらい先に開けておいてくれればいいのに、と思ったですが。15番まで作業が進んだときに、やっとピンバイスを使わせる意味が分かりました。これは、車内に取り付ける装備品を固定する穴なのですが、実物だと当然装備品は置いてあるだけで、穴など開いていません。装備品なしでモデルを組み立てても当然それもあり得る状態ですから、それも良いわけです。それを考えると、付属の装備品を付けたい人だけピンバイスで穴を開ける方法は悪くないと言えます。逆に言えば、タミヤはこのキットを、素材として考えていて、インスト通りではない組み方をするモデラーの存在を顧客としてしっかり認識していることになりますね。タミヤが要求するハードルは高い、とも言えると思います。

 それはさておき。

 組んでいると、いろいろなことが分かりますね。ドライバーズシートとパッセンジャーシートの間隔は、ウィリスMBなどと比較して、かなり広いです。その中間に無線機が設置されています。この無線機が、これまた良くできているので、感心しました。

 ハンドル、シフトレバー、サイドブレーキ、おそらく4WDの切り替えレバーではないかと思うレバーなどもしっかり造形されています。もちろん、左ハンドルですね。

 もう1つ気づいたのは、ドライバーズシートと比較して、パッセンジャーシートが狭いことです。ちょっと無線機に圧迫されて狭くなっているのかと思ったのですが、はたと思ってシャーシと合わせて下から見ると、どうもやや斜めに取り付けられたエンジンがパッセンジャーシートの領域を圧迫しているようにも見えます。

 こういう部分が、形状から見えてくるのが、わざわざ自分の手で模型を組む面白さですね。