2003年10月03日
トーノZEROアニメ感想エアマスター total 4668 count

実に面白かった希有な格闘アニメも最終回!

Written By: トーノZERO連絡先

 今週のエアマスターを見ました。

 これで最終回です。

 体操競技の練習中に顔を床にぶつける回想シーン。無様なぶつけ方がなかなか人間味があって気持ちよいです。

 なんと「ありがとう」という崎山。

 そして、「悪いが1秒だ」というエアマスターの台詞に怒る崎山。「悪いが」と付けたことに対する怒り。「私も、おまえの中に居させろよ」という魂の叫び。この台詞、心情、そして行動。全ては、実にグッと来る心のドラマですね。

 エアマスターの、母の死と試合の失敗の記憶。

 死にそうな母のために勝つと決めて出た試合なのに、失敗してしまうという挫折。こういうシーンがまさに心のドラマ。

 最後の敵となる謎の男。

 彼を倒せる人間を集める。それが深道ランキングだ。という深道。

 エアマスターを倒した女も出てきて、二人で戦う形に。

 しかし、相手も亡霊を集めてパワーアップ?

 名前を聞かれて答える「エアマスター」という名乗りのある種の吹っ切れた感じ。

 「あなたはあの娘の向こうに何を見てるの?」

 全く関係ないガンバレコールが届くところが、演出の上手さですね。

 限界のエアマスターの頭の中に響く崎山と母の言葉。

 崩壊する建物。

 「負けちゃった」と言いつつ嬉しそうなエアマスター。

 これで終わりと思わせて何かが瓦礫の下で動いている緊迫感。しかし、廃墟から立ち上がるのは、あの敵かと思いきや、崎山。

 崎山に追われてエンディングのように朝の街を走るみんな。

 いや本当に良いアニメでした。実に良かったと思います。こんなに良い格闘アニメは、滅多に見られません。まあ、そもそも格闘アニメは滅多に見られませんが。本当に良いものを見せてもらいました。

 と~のは、エンディングの最後にエアマスターが出ようとしたら、それを力ずくで押しのけて出てくる崎山を応援しています。


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