2003年11月14日
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何と約3ヶ月ぶりにハンビーの素組を再開

Written By: 川俣 晶連絡先

 やろうやろうと思いながら、ずっと余裕が無くできなかったハンビーの素組を再開しました。箱の上にはうっすらと埃が積もっていました。最後に書いた記録が8月15日付ですから、約3ヶ月ぶりということになります。

 たかが素組で、こんなに時間を食われるとは。

 さて、今日は、インストの17番から22番まで、組んでいきました。

 ただ、一部前後している手順があるのと、透明パーツは付けていないという状況はあります。あとで色を付けてみたくなったときに透明パーツがあると邪魔なので付けないでおく、という感じです。(とはいえ、ハンビーの場合、どうやっても筆が入らない場所があるので無意味な配慮かもしれません)

 17番は機銃の組み立てですが、武装にはそれほどそそられるものはありません。しかし、M3三脚架、M2重機銃、Mk.19グレネードランチャーと、細かいところまで良くできているアイテムを組まされると、これはきちんと色を乗せるとかなり印象的なアイテムになるな、という感想が沸いてきました。こういう部分を見ていると、きっちり色を塗りたくなりますね。

 18番は人形の組み立てです。人形は、他の部分とちょっと雰囲気が違う感じですね。他はCADできちっと作った感じがしますが、人形は少し手作り感があります。厳密にぴちっと決まらない感が残って、手の角度などが正確かイマイチ不安が残りました。実際、ドライバーは片手でハンドルを持つポーズですから、ずれているとすっきり収まらないことになります。

 19番はドアの組み立てですが、窓ガラスの透明パーツを入れないので、事実上存在しない手順となりました。

 20番はドアの取り付けです。その他、エンジンの吸気口となる部分らしいパーツも付けます。吸気口らしい、というのは海兵隊仕様の時にシュノーケルというか、空気を取り込むパイプが付くべき場所ということで、そんな印象を受けたということです。そこは、海兵隊仕様で作っていないので、パイプは付けませんが、ちょっと気になる箇所ではあります。

 さて、20番はドアの取り付けだけでなく、17番で作ったアイテムを車内に取り付けたり、他に1点装備品を車内に取り付ける手順があります。ここで1つ大きな間違いをしてしまいました。ここでは、M3三脚架、M2重機銃を車内に取り付ける説明の後、Mk.19グレネードランチャーを取り付ける搭載例が図示されています。実際、M2重機銃とMk.19グレネードランチャーを取り付ける台が用意されています。ですので、うっかり取り付けてしまったのですが。実は、Mk.19グレネードランチャーは屋根の上に付けるべきパーツで、搭載例はあくまでこのように搭載することもできるという例を示したものだったのです。これは、あとで慌てて外しました。少し接着剤が残ってみっともない状態になりましたが、最悪の事態は回避できました。まだ外せるうちに気付いて良かった。

 もう1つ、20番ではドライバーの人形も取り付けます。しかし、その取り付け角度がどうしても確信を持てませんでした。身体を正面に向けるとうまく収まりません。うまく収まる位置に置くと、斜め前方を見るポーズになりますが、視線が窓枠の柱に向いてしまいます。片手がハンドルを持つポーズなので、あまりずらす余裕はありません。自信はありませんが、この位置で接着しました。

 21番はウィンカーと渡河用マフラーの組み立てですが、海兵隊仕様ではないので、渡河用マフラーは要りません。ウィンカーも、透明パーツを入れないなら、作業手順はありません。

 22番はついに、シャーシと車体の接着です。これで車両らしさがぐーんとアップです。その他、マフラーの接着も指示されています。このマフラー、後輪の手前に、左向きに出ていますね。そして、先端は下向きに曲がっています。普通の乗用車とかなり違う感じですが、おそらくこれがベストの位置なのでしょうね。たぶん、後輪の後ろは泥を跳ね上げてマフラーの出口に付着したりして、不都合があるのだろうと想像してみました。それが本当かどうかは分かりませんが。

 さて、この段階まで達してしげしげと見てみると、贅沢な車だなぁ、という印象を受けました。ともかく車内が広いのです。アメリカ車だから広い、ということではありません。ウィリスMBや、マットと比較しても、かなり広くなっている感じがあります。しかもドアもあるし、屋根もあります。こういうところが、今時の米軍が嫌われる遠因なのだろうか、などと思いつつ今日の作業はここまで。