入手編では「良質な作品を見せてくれるのではないかという期待があるので」と書きましたが、内心、ちょっと期待を外されるのではないかなという気持ちがあったのも事実です。
しかし、読んでいるうちに、それが払拭されてしまった感じがあります。
チラチラと、キラッと光るものが見える感じで、なかなか良いではありませんか。
たとえば、刺客(?)が着ている猿の着ぐるみであるとか。
困っているネギ先生に、困ったときは自分を呼べとさらっと耳打ちする忍者少女であるとか。
猿やカエルもなかなか良いですね。
そして、いろいろな事情を抱えたネギ先生の生徒達。
更には、襲われるという殺伐とした話から連続して、本屋ちゃんの告白話になめらかに続き、そのままネギ先生の正体を探るスクープの話へと変化していく凝った構成。
なかなか良い味わいでしたので、次の巻も発行されたら買うでしょう、きっと。