2004年01月28日
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Microsoft(R) Most Valuable Professional (MVP) Visual Developer - Visual C#の肩書きを得る

Written By: 川俣 晶連絡先

 Visual Developer - Visual C#のMicrosoft(R) Most Valuable Professional (MVP)になりました。

 期間は1年間です。

 正確には、いきつかの手続きが残っているようですが、この肩書きを頂いたことは確定したようです。

 MVP(MSMVP)とは、マイクロソフト MVP プログラムについてによれば、以下のようなものです。

マイクロソフト MVP プログラムについて

マイクロソフト MVP プログラムは全世界で行われているアワードです。MVP とは、Most Valuable Professionals (最も価値ある専門家) の意味です。このマイクロソフト MVP プログラムでは、さまざまなテクニカル コミュニティにおいて、技術力が高く、精力的かつ顕著な活動をした方々を MVP として年間表彰しています。MVPとして表彰される方々は、誰もが認める豊富な知識と経験を持つと共に、それらをテクニカル コミュニティにおいて共有しようという意欲を持つ方々です。

なぜ嬉しかったのか §

 実は、MVPになりたかったわけではありません。

 嬉しかったのは、MVPになれたことではなく、自分の書いたものを見て、それを評価する人がいたと言うことです。それが最大にして、ほとんど唯一の嬉しい点です。

 最近は、世間の流れに逆行したことばかり書いて、世間の多くが期待する文章を提供しています。なぜ、そういう態度なのかというと、明らかに上手く行かないことを画期的革新として売り込む詐欺まがいの行為のお先棒を担ぎたくないからです。しかし、そもそも「明らかに上手く行かない」ことが見えていない人達から見れば、画期的革新を否定する愚鈍な馬鹿者としか見られないのは当然のことでしょう。その結果、最低限守るべき矜持を維持した結果孤立することは、避けられないこととなります。しかし、孤立し続けるのは精神的に容易なことではなく、痩せ我慢を続けていたような気分です。

 しかし、MVPに推薦され、しかも正式にMVPとなれたということは、それを評価してくれた人がいるということですから、痩せ我慢を続けた甲斐があったというものです。その点が、とれも嬉しいですね。

なぜ受けたのか §

 このMVP制度が始まったときに、知人から「どう思う?」と質問されたことがありますが、その時は「紐付きになって自由な発言ができなくなるのは嫌だなぁ」というような返事をした記憶があります。

 私をマイクロソフト信者のように言う人もいますが、そんなことはなく、私自身、厳しいマイクロソフト批判も書いてきています。たとえば、インターネットがブームになり始めた頃、いかにマイクロソフトの電子メールソフトが慣行やRFCを無視した電子メールを垂れ流して迷惑をかけまくったか。それについて、どのパソコン雑誌も取り上げないので、怒って原稿を書いたことがあります。どの雑誌だったかな。NT World誌だったかな。ちょっと掲載媒体まで覚えていません。なにせ、もう古いことですし (汗)

 ただ、マイクロソフト叩きが気持ちよいから、ウケるから、自称の正義の行為だからというような理由で、批判するのはとても嫌ですね。それは、許し難い正しくない行為です。

 それはさておき、なぜMVPを受けたのかと言えば、言動が制約されるわけではないことを確認したためです。まあ、守秘義務などと絡む部分に踏み込むと、制約を受ける場合もありますが、それはMVPとは関係なくいつも発生する話です。