2004年02月05日
トーノZEROアニメ感想十兵衛ちゃん2~シベリア柳生の逆襲~ total 2898 count

自ら「私の前から消えて」と言った鮎之介を絶対的な君主的な口調で呼ぶ自由!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、トーノZEROです。

 今日の十兵衛ちゃんの感想。

 自由は、変身していない時でも、ある種の柳生十兵衛となっていますね。必死に否定しても、それがにじみ出てくる内容ですね。

 最初から、屋根の上の自由という普通ではないシーン。これだけで、既に自由は一般人ではないですね。

 そして、柳生十兵衛は終わったと宣言する自由とヘロヘロ笑わないフリーシャ。フリーシャも目的のための演技の余裕が少しずつ消えている感じでしょうか。

 それは、自由のパパを「パパ」というフリーシャの態度からも見えますね。フリーシャが求めていると自分が思っているものの他に、実は家族、パパが欲しいのかもしれません。

 ちらちら画面に見える変なもの。しかも実演販売まで。

 間抜けなフリーシャ誘拐。捕虫網で捕まえる間抜けな描写が最高。

 フリーシャを助けるために必死になる自由は、目つきが柳生十兵衛になっています。

 石垣を素手で登る自由。落下しても登る必死な自由。この執念は、呑気に暮らす女の子のものではありません。

 そして、堀に落下したフリーシャを助けるために自ら堀にダイブしながら鮎之介を呼ぶ自由。それは、君主が部下に命令するような口調でしょうか。来てくれますか?という問いかけのニュアンスはありませんね。来るのが当然であるという口調の呼びかけです。

 そして、もともと変身する気だったのに、最後まで変身しなかったフリーシャ。いったい、彼女の心に何が起きたのか。

今回の一言 §

 自由にとってのラブリー眼帯と変身の価値というのは、いったい何かのか。少なくとも別人に変身するものではない感じですね。むしろ、一時的なパワーアップの手段?