2004年05月16日
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占いに夢中の少女が占いのインチキを暴く痛快逆転ドラマ!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日のマシュマロ通信の感想。

サブタイトル §

第7話 「シナモンは占いに夢中?」

あらすじ §

 シナモンはよくあたる無料の占い師に夢中になります。占い師は、サンディ達のことをズバズバと当てます。

 しかし、それは無料と称して客を呼んでお香を高く売りつける商売でした。

 シナモンは勝手に弟子入りを宣言して、占い師のところに入り浸って、彼らの商売を邪魔します。

 サンディはそれがインチキだと確信して、それを暴こうとしますが、慌ててやりすぎて上手く行きません。そして、占い師は、3日後にクラウドがサンディに噛み付くという予言を行います。

 占い師の手下は、お使い中のクラウドに催眠術を掛けて、予言を実現します。

 しかし、そのことについて占い師と手下が話しているところをシナモンは聞いてしまい、彼らをインチキとして糾弾します。

 マシュマロ通信には、シナモンのスクープが掲載されます。

感想 §

 これは面白い!

 マシュマロ通信を見ていて良かった!

 基本的には、インチキ占い師の話ですが、特徴的なのは2点。

 1つは、どこにも不思議なことは存在しないというリアリズムが貫徹していること。もしかしたら不思議なことはあるのかも、という余韻すら残しません。その点が、すっきり爽快で気持ちよいですね。

 もう1つは、最初から占いのインチキを確信したサンディではなく、完全に占いを信じ込んだ占いマニアのシナモンによって、インチキが暴かれること。普通の良くあるパターンなら、サンディが証拠をシナモンに突きつけることになりますが、そうではありません。そこが良いですね。

 更に、付け加えるなら、占い師に弟子入りしたシナモンに、占いは当たるようになったのか、と突っ込むサンディのシーンの素晴らしさ。シナモンは、そう突っ込まれて泣いてしまいます。そして、シナモンを泣かせたことを悔やむサンディ。このシーンは実に素晴らしいですね。単純にインチキを信じるシナモンが馬鹿であるとか、インチキを暴こうとするサンディがヒーローである、という図式になりません。そんな単純な図式に収まらない心というものが見えますね。

 最後のシーンの校内新聞、写真はピンぼけなのが、ちゃんとバジルの写真を使っているという感じで良いですね。

今回の一言 §

 サンディのブーツ姿が格好良いな。ファッション的に、格好良さとか、色気も感じさせてくれる点がナイスです。