前巻のあまりに殺伐とした雰囲気から考えて、このあまりにほのぼのとした表紙はあまりに予想外。
そう思って中を見ると、前巻のあの強烈でありすぎるほどの殺伐さは影を潜めていました。
基本的には、また修行の話になって、あまり荒っぽくない師匠であるビスケが再登場。こんな良い人が出てきたら、殺伐になりようもありませんね。
それから、倒すべき相手のナックルも、あまりに良い人過ぎる感じがありますね。
しかし、パームという危ない性格の女性が出てくることで、やや緊張感も。
戦いの方は、ネテロ会長が出てきてから人間側優勢、というかネテロ会長優勢という感じですね。年の功で、どんどん先を読んでしまったら、そうなることもやむを得ないか。
しかし、一気に読めてしまうのは、作者の上手さですね。いろいろあっても、また続きを買うことになるでしょう。