時代アニメ論: 陸奥圓明流外伝 修羅の刻

概要 §

　これを書いている時点でまだ放送中であり、しかも毎回見ている訳ではありません。そのため、的確な概要を書けませんが。

　陸奥圓明流という刀を使わない最強の流派があり、その流派の使い手の主人公が、旅をしながら冒険を行います。そして、宮本武蔵ら実在の武芸者と出会うこともあります。

ここが見どころだ! §

　戦国時代が終わろうとしている時代の空気、そして、剣術指南役のような役職に固執する武士の処世術的な側面の描写など。荒唐無稽な歴史ドラマなら、そこまでやらなくても良いのでは?という部分にもこだわりが見えたりしますね。

　しかし、剣を使わない素手の方が最強である、という主張はやはりリアリティがあるとは思えません。それでも、強引にその方向で話を進めてしまうところは、演出の上手さですね。

　そのあたり、時代アニメの特徴と考える以下の条件を見る感じがします。

• 歴史的なリアリティをストイックに追求する部分がある
• 現実の歴史からの痛烈に離反する部分がある