2004年08月12日
トーノZEROアニメ感想サムライチャンプルー total 3786 count

最近のアニメでは1つの見せ場になりつつある総集編で大胆構成!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日のサムライチャンプルーの感想。

サブタイトル §

#12 温故知新

あらすじ §

 フウは露天風呂に入っていました。

 ムゲンとジンはヒマワリの匂いがするお侍のことについて、フウは何か隠しているのではないかと疑います。

 そこで、ムゲンとジンは、フウの日記を盗み読み、フウの視点からこれまでのエピソードを回想します。

感想 §

 日記を読めないジン。字が読めないのかもしれませんね。極めて識字率が高いと言われる江戸時代ですが、読めない人も珍しくなかったはずです。

 起こった様々な出来事に対するフウの解釈も、なかなか大胆であっさりしたところがありますね。過去に見せられたエピソードの印象とのギャップが面白いです。

 そして、食い物の話ばかり出てきたり、生活費を稼ぐことに追われる日々であったりするところが生活感があって良いですね。

 更に、フウとは別の視点で語られるうんちくの数々。

 江戸時代の方が性におおらかであるとか、男色が高尚であるとか、日本史的な話題もありますが、それに限られることはなく、ヒッピー文化などにも話が波及するところが面白いですね。

 本来、ヒッピー文化、カウンターカルチャーの系譜につらなるものとして、パーソナルコンピューター文化というものは位置づけられるものです。ですから、パソコンマニアはそのような文化に対して敏感でなければならないはずですが、実はアメリカのパソコン文化を日本が受容する時に、そのような側面はスパッと切り落とされているわけですね。だから、このような話は日本のパソコンオタクには受け入れにくい内容ではないかという気がしますが定かではありません。とはいえ、受け入れにくいだろうという話を、しっかりと語り切る態度は好感です。

今回の一言 §

 ED変わりましたね。またMINMIの歌のようで。これまでのEDより静かな感じですが、違ったグッと来る味もありますね。