謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のゾイドの感想。
サブタイトル §
第1話「Ziに吹く風」
あらすじ §
ゾイド乗りのRDはライガーゼロを駆って、ゾイド進入禁止区域を走って警察に追われますが、上手く振り切って会社に到着します。
そこで、荷物の高速輸送の仕事を引き受けて実行します。
しかし、それは荷物に盗品の宝石を混ぜて輸送させるという窃盗団の依頼でした。
輸送の途中で襲撃を受けますが、警察が来て助かります。
感想 §
アニメの感想といっても、そんなに簡単には書けません。いい加減なものであっても。まして、ちょっと熱くなると、かなりの体力を消耗します。
ですから、感想を書くアニメは減らしたい、というのが率直な希望でした。
しかし、「これの感想を書かないなら、何の感想を書くのだ」という作品に巡り会ってしまったら止むを得ません。
と言うわけで、ゾイド フューザーズ、凄くいいですね。
OPを見た第1印象は、大傑作だった前作ゾイド新世紀スラッシュゼロと比較して子供っぽいな、というものでした。スラッシュゼロでは、リノンのあまりに我が儘であるが故の並はずれた魅力であるとか、愛ある視線によって素晴らしくも魅力ある存在に進化していったジャッジマン、そして過激な主題歌など、低年齢向きとは言い難い部分がありました。しかし、こんな子供っぽい雰囲気ではスラッシュゼロを打ち切られた悔しさを満たすには不充分であるに違いない。そんな風に感じたわけです。
しかし!
その第1印象は大外れ。
これは面白い。しかも、大人の視線からの鑑賞に耐える良作です。
どのあたりが大人の鑑賞に耐えるのかといえば、圧倒的な生活感です。主人公RDは、ライガーゼロに乗って粋がっていますが、結局のところ彼もチマチマと仕事をしなければなりません。しかも、仕事をする気になるためには、会社の女の子から上手く操縦されるかのように言いくるめられる必要すらあります。一方で、この女の子が洗濯物を干しているシーンもあれば、スターチームに対して目の色を変えるミーハーぶりも見せてくれます。明らかに、この作品に出ている者達は、一人一人、別々の人生を持ってそれを生きています。
そして、キャラクターの切れ具合も、スラッシュゼロに負けませんね。特に、RDの先輩にあたる軽い奴。明らかに何かが切れてますね。何かしら駄目なところを持った連中が集まって見せてくれるドラマ、これは期待できそう。
もう1つ、オフィスにいて仕事をくれるオジサンも、なかなかいい味を出していますね。
今回の名台詞 §
RD「ここまで運んできた依頼料はどうなるんだよ。強盗団が捕まっちゃ、ただ働きじゃないか」
たとえ強盗団であろうと、依頼料をもらいたい貧乏な気持ち。よ~く分かりますよ。