2004年10月13日
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どうしても腹が減って盗んで食ったパンが、こともあろうに激辛カレーパンだったという世界1不幸な美少女!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 2004年10月8日の舞-HiMEの感想。

サブタイトル §

第二話「ヒミツの放課後」

あらすじ §

 舞衣は珠洲城遥よりなぜ庭で寝ていたのか問いつめられますが答えられるはずもありません。

 助けた少女は保健室でずっと眠り続けていました。

 舞衣は祐一と同じクラスになります。

 襲撃者は学校に戻ってきます。彼女は、生徒の玖我なつきであることが明らかになります。

 学食はちょっと高いと言うことが明らかになります。また、他の生徒達は高いと感じていないことも明らかになります。

 助けた少女は目覚め、腹が減って保健室を抜け出します。そして、剣道部員の激辛カレーパンを盗んで食べますが、あまりの辛さに暴走します。

 舞衣はそれを発見して、授業にも出ず追います。

 その途中で、舞衣は謎の庭園に出ます。そこには車椅子のお嬢様がいました。車椅子を押していたメイドの示唆で、舞衣は助けた少女の去った方向を知ることができます。

 助けた少女は、舞衣を襲いますが、空腹で倒れてしまいます。

 舞衣は彼女を自室に連れて行き、ラーメンを食べさせます。

 助けた少女は喜び、命(みこと)という名前だと名乗ります。

 そして、兄を捜すと言い残し、3階の窓から飛び出します。

 舞衣の弟は、魔物に誘導され、森に迷い込みます。

 命を追った舞衣は、玖我なつきと偶然出会います。

 そこに謎の少年が出てきて、二人に弟の危機を教えます。

 玖我なつきと舞衣は、怪物に襲われている弟を助けます。その過程で、舞衣は、地面から炎を吹き出させ、その炎の中で舞うように身体を回転させます。(つまり、舞姫?)

感想 §

 どうも登場キャラクターが多すぎて印象が散漫になりがちな感じを受けます。しかし、むしろこれだけ多数のキャラクターを見せつつ、せいぜい「印象が散漫になりがち」という程度で納めた手腕の優秀さを褒めるべきでしょうね。少なくとも、重要なキャラクターの印象は、はっきりと残るような構成になっています。しっかりと見ていなければならないキャラクターはむしろ少数ですね。そして、彼らの出番は非常に多く、かつ特に印象的な場面ばかりと言えます。

 それはさておき、とても良かった点が3つありました。

 まず、散らばった新聞を前に、可愛くない座り方の珠洲城遥。美化されすぎた美少女キャラクターという意味での美少女アニメをやる気がないのが良く分かって爽快ですね。この娘は、とても表情豊かで可愛いです。舞衣への態度は厳しいし、生徒会にも批判的ではありますが。それもまた、ストレートな感情の発露であって、一種の爽快感を感じさせます。

 次は、舞衣と命が寝ていた場所が、ちゃんとロープを巡らされたり、それなりの対処がなされている描写ができていること。この学校には、ちゃんとやるべきことを地道にやっている人達がきちんといて、仕事をしている感じが伝わってきます。画面に派手に出てくる美少女よりも、むしろそういうさりげない描写にリアリティ、生活感を感じます。(もう1つ、寮の部屋の描写も加えても良いかもしれません)

 しかし、それらにも増して良かったのは、廊下で歩きながら喧嘩をする祐一と舞衣のシーンです。このシーンだけでも見る価値があったと思わせたほど良かったシーンです。祐一と舞衣は酷い言葉の応酬を繰り返しますが、弟が薬のケースを舞衣に見せたことで、舞衣は祐一は約束を守る頼れる奴であることに気付くわけです。

 このケースは、前回舞衣が祐一に「弟に渡せ」と託したものです。その約束がきちんと守られていた訳ですね。それを知って、それまでツンツンと喧嘩をしていた相手である祐一に微笑むことができるわけですね。そして、この描写が一切の台詞抜きで、ただ演技と表情だけで見せ切ったところが、なかなか素晴らしい印象として残りました。理屈ではなく心が温まります。

今回の名台詞 §

祐一「被告人に面会です」

 この皮肉な不真面目さ。この状況で良く言った!

 さりげなく剣道部から惜しまれる優秀な人材らしい描写もあるし、美少女達とバランスが取れるだけの大物の男の子であることを期待していい?

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