2004年10月17日
トーノZEROアニメ感想マシュマロ通信 total 2950 count

子供の落書きにも芸術的価値を認めさせる口先八丁か、あるいは真の才能の開花!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日のマシュマロ通信の感想。

サブタイトル §

第28話「お絵かきクラウド」

あらすじ §

 トレンドクリエーター、ピエール・サンジェルマンは偶然クラウドの描いた幼稚な絵を見て、これぞ芸術だと主張します。

 そして、あれよあれよという間に、似顔絵描き、展覧会、オークション、そしてクラウドの美術館の建設まで決めてしまいます。クラウドはまるでスターのように多忙な日々を送ります。

 しかし、ウサギイヌを見たピエール・サンジェルマンは、それに心を奪われ、クラウドを放り出してしまいます。

 クラウドはサンディの家に帰りますが、そこにピエール・サンジェルマンが放り出した仕事関係者が押し寄せてきます。

感想 §

 これはあまりに意外。予想もできなかった結末に大笑いでした。

 当初、どう考えてもピエール・サンジェルマンは詐欺師にしか思えませんでした。どこかで彼は金を持って消えてしまうと思っていました。また、サンディは力づくでもクラウドを連れて帰ると思っていました。

 しかし、どちらも外れました。

 まさか、本当にクラウドに人気が出て、しかもみんながクラウドの絵に価値を認めるとは。

 その上、ウサギイヌ1匹のために、クラウドの栄光の日々が消え去ってしまうとは。まさか、ウサギイヌ1匹ということは、全くの予想外でした。それゆえに、とても笑えます。

 意外と言えば、まるで似ていないサンディの絵を、嬉しそうに貰っていくサンディ。絶対に怒ると思ったのに怒りません。これも意外でしたが、サンディの愛情がよく分かる良いシーンでした。

今回の名台詞 §

サンディ「とりあえず害はなさそうね」

 良いとか悪いとかではなく、害はないという価値観で見るというのは新鮮でした。