2004年11月09日
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MSDN Flash JapanがついにNo.100に到達、ということに感慨があるわけではないが……

Written By: 川俣 晶連絡先

 MSDNのメルマガ、MSDN Flash Japanが、以下のようなSubjectで届きました。

MSDN Flash Japan, No.100 (2004/11/9)

 いつの間にか、もう100回も出版されたのか、お疲れさまです。

 と言ってあげたいと思いました。

しかし…… §

 しかしですね。このメルマガ、活用しているかというと、あまりに活用できていません。

 なにせ使える時間に比べて、情報が多すぎます。

 昔は、N-BASICのリファレンスマニュアルを最初から最後まで読んだりしましたが、今ではメルマガの情報だけ累積しても、それを超えてしまいそうな勢いがありますね。

 ちなみに、リファレンスマニュアルを読破するというのは、けっこう面白い体験です。知っていると思った世界で、新たな発見をすることがしばしばあります。技術者を志す人は、ぜひとも体験してみると良いと思います。

とはいえ…… §

 とはいえ、技術情報のボリュームが増えてくると、そう簡単に読破できなくなってしまいますね。

 技術情報の総量が多くなりすぎている現状には危機感を感じます。

 この膨大なMSDN Flash Japanにも、そのような危機感を感じます。

 むしろ、情報をいかに削ってスマートさを保つか、というセンスも技術者には要求される時代かなとも思います。

 量が変わると、それだけで性質が変わってしまうことがあり、それが致命的な問題を引き起こすこともあります。それを理解せず、スケーラビリティという美辞麗句を煽って量が変わっても同じやり方を通そうとして破綻することもあるでしょう。

まとめ §

 話が発散したので、何やら偉そうに「まとめ」などを書いてみますが。

 リファレンスマニュアルを読み通すような体験は、技術体系の全貌を把握するという意味で価値があるだけでなく、いろいろな発見があって面白いのでお勧め。技術者なら取り組んでみる価値ありと思います。

 そして、読んだ技術を離れて、一般論として全体を把握して考えられるようになったら、今度は情報総量を減らすにはどうすれば良いか、そのセンスを磨くと良いかもしれません。

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