謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日の巌窟王の感想。
サブタイトル §
第六幕
僕の憂鬱、彼女の憂鬱
あらすじ §
アルベールに、モンテ・クリスト伯爵よりオペラ座の招待状が届きます。
ユージェニーは、母親の部屋で友人のリュシアン・ドプレーが一夜を明かしたことに憂鬱になります。
伯爵は、ユージェニーの父、ダングラール男爵の銀行に口座を開きます。
伯爵は、更にユージェニーの母親が所有する名馬を断りなく買い、それをお詫びすることで、ユージェニーの母親より好感を得ます。
夜、オペラ座にみな出向きます。
そこで、桟敷席の新しい主となった伯爵とエデは注目を浴びます。
伯爵とアルベールの母は互いを意識し、アルベールの父を見たエデは激しく反応します。
感想 §
本当に愛があるかどうか分からないアルベールとユージェニー。しかし、お互いに、家の中に憂鬱なものを抱え込むことで、ある種の共感が可能な何かを手に入れたかもしれません。しかし、家を出たいユージェニーに対して、一緒に家を出ようと言ってしまうアルベールはまだまだお子様ですね。
しかし、この二人には、汚れまくった大人達とは違う何かの希望を感じられますね。そういう明るさが垣間見えるところが、この作品の良いところだと思います。単に明るい話よりも、垣間見える明るさの方が価値が高そうに思えます。
それはさておき、今回の主役はある意味でエデですね。アルベールの父を見て激しく反応し、桟敷席から落ちそうになるというダイナミックな見せ場もあります。しかも、あまりに目立つ光る服を着込んで、みんなの視線も集めています。
今回の名台詞 §
ユージェニー「あの人は高値が付けば、わたしだって迷わず売り飛ばすわ」
自分の父親をそのように言わねばならない心情は痛いですね。