Written By: 川俣 晶
この巻で良かったのは、ウルドの理解者である試験官の存在です。
差別的な視線を向けられるウルドが、あえて自己弁護せずに生きていける背景には、こういう人物がしっかりとウルドを見ているという事実があるのでしょう。
そして、ペイオースも実はそれを理解しているらしいことも示されています。
ウルドはけして孤独ではありません。
良い話ですね。