1巻目も面白かったのですが、2巻目も面白いですね。
会社組織でどのようにお金が扱われているのか、もちろん零細企業なら分かりますよ。何せ、これでも株式会社の代表取締役ですから。しかし、それなりの規模の組織でそれがどうなっているかは全く経験が無く分かりません。もちろん、零細企業は監査法人とも縁がないから、それがどういう活動をしているかもさっぱり分かりません。
そういう、分からない世界のことが面白いのと同時に、監査法人という組織の保つ独特の立場 (けして顧客のイエスマンではない)が面白いですね。やはり、監査法人という立場の特殊性こそが、このシリーズの面白さの源泉だと思います。