2004年12月16日
トーノZEROアニメ感想双恋 total 3518 count

権田、剣持、男の魅力爆発! うっかり双子の美少女アニメだったことを忘れてしまいそう!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日の双恋の感想。

サブタイトル §

第11話 「迷い心で初詣」

あらすじ §

 望は桜月姉妹と初詣に行きました。

 一条姉妹は優也と来ていました。

 一条姉妹と仲良くする優也に一条姉妹ファンクラブは文句を付けます。そして、優也と権田は1対1で対決し、合気道をやっている優也は権田を投げ飛ばして勝ちます。

 桜月姉妹は望の悩む顔を察知して落ち込みます。

 望は桜月姉妹の名前を言い間違えます。

 剣持は、桜月姉妹の落ち込む顔を見て心配します。そして、望と会い、態度をはっきりさせるように申し入れます。

 望は桜月姉妹と自分の気持ちを伝えるために屋敷に行きますが、呼び鈴を押せず帰ります。

 それを見ていた剣持は、桜月姉妹をもとの学校に戻すことを決めます。

感想 §

 今回の最も輝いていたのは、権田と剣持ですね。

 いや~、この作品を見ていて良かったと思います。

 双子の美少女がたくさん出てくるギャルギャルしい作品であり、オタク層を明確なターゲットにしているとしか見えないにもかかわらず、こうして野郎どもの魅力が大きく取り上げられ、描かれるとは素晴らしい。こういう、予測を裏切るような素敵な展開は、まさに漠然とした予感の中で期待されたものです。

 特に男泣きの権田と、落ち込む桜月姉妹を見やる剣持の視線が素晴らしいですね。

 権田の敗北は、負ける瞬間を描かず、その後の無く姿を見せるところが秀逸な構成です。それによって、権田の優しさと、それと相反する優也の冷酷さが浮かび上がってきます。

 剣持も、優柔不断な望に、はっきりしろと最後通牒を突き付けるあたり、行動派のジジイここにありという感じですね。そして、そのジジイの要求に応えられない望。これを見たら、「駄目だこりゃ」と思うのは必然ですね。しかし、ここで剣持にはジレンマが発生してしまいますね。桜月姉妹の夢を壊さないためには、望がダメダメ野郎だということは言えません。しかし、それを言えないと、桜月姉妹が転校しなければならない理由を合理的に説明できません。その結果、桜月姉妹は理不尽な仕打ちを受けたと思い、悲しむかもしれません。それなのに、剣持は別の不幸を防止するために、理由を話せないわけです。

 年を取ればそれだけ賢くなれるものでもない、という高齢、いや好例ですね。そこに、剣持の苦悩があって、それが人間的な魅力と言えます。

今回の一言 §

 一方、優也が事情を説明しようとした時に、分かっていると言ってちゃんと聞かない望。それによって、何かを大きく誤解している可能性がありますね。お約束とはいえ、盛大に墓穴を掘りまくっている望くんの明日はどっちだ!?