2005年01月08日
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あやかし堂のホウライ 1 金田達也 小学館 (感想その2『手作り感覚の熱心な営業活動!?』)

Written By: 川俣 晶連絡先

 下高井戸の啓文堂に行ったら、平積みの「あやかし堂のホウライ 1」に、こんなものが付いていました。

手作り感覚の宣伝手作り感覚の宣伝 [300x400] [600x800] [750x1000] [768x1024]

 これが、正確にはどういうものか知りませんが。

 出版社が営業的に本気でプッシュしてくるなら、もっと派手な色も使った宣伝ポップなどを用意してくるのだろうと思います。しかし、これは作者の手書きの文字が入ったモノクロイラストに過ぎません。上にちょっと活字(?)の文字が入っていますが。本来なら、ダイレクトに本屋で買い物する顧客にアピールするようなものではないと思います。

 しかし、それをこうして掲げることにどのような意味があるのか。

 おそらくは、書店の店員側にも「これは売れる! ともかく何でもいいから目に付くようなアピール手段を掲げる価値がある!!」という気持ちがあったのでしょう。

 これは面白いな、と思いました。

 これは行ける、という私の感覚を共有している人が店員にいるのかもしれません。

 コミックスの内容に関する感想ではありませんが、これも一種の感想ということで、ここに書いておきます。

本書の他の感想 §

感想その1『これは驚いた。面白すぎる』