金魚屋古書店 1集紀伊國屋書店
Written By: 川俣 晶
うーん、これは凄い。
何が凄いと言って、次から次へと実在のマンガが出てきます。
マンガが描かれるマンガは、一種のメタマンガですね。
そして、更に凄いのが、実はそれらのマンガの内容を知っていることが全く要求されないことです。あくまで、このマンガの中で起こる出来事は、このマンガの中で完結しています。つまり、マンガなど読まない人が読んでも、何を言っているかが分かります。(そうでなければ、私も読み通せなかった)
それに加えてセドリという古書の転売業についての詳しい描写が行われているのも興味深いです。そんな人達がいるとは、全く知りませんでした。
クラス会の帰りに、みんなでマンガ専門の古書店に行って昔を懐かしむ、というシチュエーションは、おそらくあり得ないですが、それゆえに美しいファンタジーですね。
なかなか泣かせる良いシーンです。
金魚屋古書店 1が良かったので、つい関連書に手を出してしまいました (笑い。 いやね、今朝仕事に出る前に、置いたままになっていた金魚屋古書店 1をちらっと見たら、これの第1話がとても泣けるということ 続きを読む
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