2005年04月03日
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東村山ふるさと歴史館

Written By: 川俣 晶連絡先

 今日は、東村山ふるさと歴史館に行ってきました。

 本当のところを言えば、今日はあまり出歩きたくなかったのですが、絶対に出なければならないという義務感を発動しました。義務感の発動というのは、それはそれで良いものです。そして、気になりつつも、かなりの冒険になるような気がして避けていたこの場所に行ってみることにしました。

 西武沿線だと思っていたので、西武新宿経由で行くのが最善かと思いきや。調べてみると、井の頭線で吉祥寺まで行き、中央線で国分寺へ出て、そこから西武鉄道で東村山まで行っても大差ないことが分かりました。

 国分寺から西武線に乗るというのは滅多にない経験だと思うし、特に東村山方面は一度も乗ったことがないような気がしたので、このルートに確定。

 実際に乗ったことで、東村山までの大ざっぱな土地勘ができた気がします。これは義務感で行う冒険の効能ですね。実際、東京23区の大ざっぱな土地勘は、23区の歴史資料館巡りで養われたものです。それが、羽村に続いて東村山にも行ったことで、都下にも広がりつつある感じです。

建物が面白いぞ §

 実は、手持ちのポケット地図は23区がメインのものであり、都下は高縮尺のものが載っているだけです。東村山ふるさと歴史館の位置も掲載されていません。

 それでも、番地表記を頼りに歩くことにしました。

 これぞ冒険!

 正確ではあるが詳細を欠く地図と番地表記を頼りに歩くオリエンテーリング感覚は楽しいですね。

 あまり迷わず、目的の場所に到着しました。

 以下の写真は、下の平べったい建物だけが東村山ふるさと歴史館です。後ろに見える高い建物は別のマンションで関係ありません。

東村山ふるさと歴史館東村山ふるさと歴史館 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

 この建物は面白いですね。

 以下の写真で見て分かるとおり、屋根の波形のカットが作る影が面白い形を地面に作っています。光と影の効果を十分に考えた洒落たデザインです。しかも、影は刻一刻と形を変えていき、同じ姿を留めません。

影もデザインの一部影もデザインの一部 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

企画展 マイ☆コレクション展 ~百花繚乱!私の中のミュージアム §

 ここでは、マイ☆コレクション展 ~百花繚乱!私の中のミュージアムという企画展を今日までやっていました。

マイ☆コレクション展マイ☆コレクション展 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

 要するに、素人のコレクションをいろいろ展示するというものであり、あまり期待はしていませんでした。しかし、内容はかなりマニアックで、けっこう面白いものでした。東村山にも、気持ちよく健全さを踏み外した人達がいるわけですね。

常設展 §

 思ったより狭いかな、と思ったら大間違い。

 映像展示を行う場所が3つもあり、しかもそれが異なるコンテンツを3本+6本+6本提供するようにできています。

 残念ながら体力切れで全部見られませんでした。3本+6本までは見たのですが……。最後の6本は見ないで帰ることになって残念。

 東村山というのは、意外にも下高井戸と性格が近い街であることが分かりました。鎌倉時代の街道筋の宿場として栄えたというのは、下高井戸が甲州街道の宿場として栄えたのに相通じるものがあります。また、下高井戸には玉川上水が来ていますが、東村山方面には玉川上水から分水された野火止用水が行っています。

東村山の印象が改まる §

 実は、東村山という地名は良く知っていました。おそらく、私と同世代、後期の8時だよ全員集合にずっぽり浸った世代であれば同様でしょう。つまり、志村けんの東村山音頭です。リアルタイムでそれを見ていた時代、友達とよく東村山の話をしていました。これを書いている途中で思い出しましたが、東村山を題材にした双六のようなゲームを自分で作ったような気もします。(子供の作る物ですから、全く大したものではありません。おそらく現存していないでしょう)。

 しかし!

 それにも関わらず、僕らの誰も現実の東村山に足を踏み入れたことはなく、それがどこにあるかも正確に把握していたとは言い難かったような気がしますす。

 そして、おそらくは30年も過ぎた今。

 実際に東村山に足を踏み入れて、当時の「お笑いネタ」という印象は全く塗り替えられました。

 鎌倉時代に街道が通っていた交通の要衝という印象は、より鮮烈に私の頭に焼き付けられました。

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