「親孝行、したい時に親は無し」と言いますが、だからこそ、生きているうちに親孝行せよ、と言うことでしょう。
というわけで、父親がTVを見たいからヨドバシまで行きたい、というので付いていきました。
そして、いつの間にか、TVのお持ち帰りの労働力となっていました。これが親孝行の重みか!
要求 §
父のそもそもの要求は、TOMIXのTCS車載カメラシステムセット(キハ187形)のカメラ映像を見ながら運転するための小型で可搬性のあるTVが欲しいというものでした。
その後、TVのある居間ではない部屋でもTVが見たいという要求が追加されます。
そこで問題になったのが、その部屋にアンテナ線を引き込むのに工事が必要であること。
その時点で、私の方から父にワイヤレスのTVであるロケーションフリーテレビ LF-X1を紹介しておきました。
つまり、親機をアンテナにつなぎ、子機を家のどこにでも持って行って見られるスタイルの提案です。Nゲージの運転場所から親機を置くべきTVの設置場所までは近いので、問題なくビデオケーブルが届きます。
とはいえ、このようなTVは高価であるため、当初、父は渋い顔をしました。
しかし、ある特徴が、この状況を打開したようです。
つまり、ロケーションフリーテレビ LF-X1のページのトップに掲げられた以下の文章です。
別売りのお風呂ジャケットを装着すれば、
浴室でもテレビやメールが見られるLF-X1。
どうやら、「お風呂でTV」という条件が、突如切実な要求として浮上したようです。
その結果、お風呂で見られるTVという条件が最優先条件として浮上しました。
イーサネットやUSBやメモリスティックのコネクタが付いた高機能無線LANテレビではありますが、なぜか決め手はお風呂……。実に興味深いです。
ライバル達 §
ヨドバシでは、ライバル達と比較することになりました。
第1のライバルは、カシオの製品です。別売りのお風呂ジャケット無しで、そのままお風呂に持ち込めます。台に置けば即充電というのも便利そうです。これには父も未練があったようですが、最終的に却下されました。
第2のライバルは、ポータブルの単体TVです。しかし、電場状況が悪い地域であるため、TV付属のアンテナを使って見るのは現実的ではないということで却下。
というわけで、ロケーションフリーテレビ LF-X1とお風呂ジャケットの購入を父が決断。
ちなみに、店員さんにいろいろ質問すると、即答できず、店員さん走る走る。お疲れさまでした。
「ああ、重かった……」という感想の意味 §
結局、私は荷物運び係として、家までLF-X1とお風呂ジャケットの箱を下げて戻る羽目に貼りました。
ああ、重かった……。
とはいえ、この程度の感想で済んだことは、いかに液晶TVがコンパクトで軽いかと言うことを逆説的に示しています。ブラウン管のテレビなら、暢気に「重かった」などと感想を書いている余裕はなかったはずです。
セットアップ §
親機に、アンテナとACアダプタを接続。
子機にはバッテリをセット。
これで電源を入れたら映りました。
バッテリは充電済みだったようです。
あまりに簡単すぎてあっけに取られてしまいました。
そこそこの厚みがある取扱説明書を見て、これは難しい設定を必要とする難物かと思いましたが、TVを見るだけなら関係ないようですね。
タッチパネル操作 §
音量調節は、専用のボタンがありますが、チャンネル切り替えはボタンがありません。
メニューを表示させるボタンを押して、画面上に表示されるメニューをタッチしてチャンネルを切り替えます。
いちいち放送局名が表示されているメニューから選ぶのは、TVの操作としては新鮮味がありました。
しかし、毎度画面にタッチしていると、汚れそうな予感も……。
今日はここまで! §
というわけで、今日はここまで!
たぶん、この続きを書くことはないでしょう。