謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のNARUTOの感想。
サブタイトル §
第133話 「涙の咆哮! オマエはオレの友達だ」
あらすじ §
サスケを大蛇丸に渡したくないと強く思ったナルトは、サスケを圧倒します。
しかし、サスケは万華鏡写輪眼を使い、ナルトの動きを見切り優位に立ちます。
圧倒的に叩きのめされたナルトは、九尾の狐のチャクラを得て、万華鏡写輪眼でも見切れないチャクラの攻撃を行い、サスケを圧倒します。
カカシとパックンは、二人が戦う場に急ぎます。
感想 §
本当に身体が動いて魅せる格闘アニメは多くはありません。
更に、動き続けるとなると、更にレア度が高くなります。TVアニメは、いやTVアニメでなくても、予算には限界があり、動かせる量には限りがあるからです。
それなのに、これは何としたことか!
これは夢なのか現実なのか。
これほど、きちんと身体が動き、しかも動き続けるアニメが、TVアニメとして放送できるとは。とんでもないものを見てしまった気分です。
単に動いているだけでなく、動きの内容も非常に良いし、ストーリーや感情描写も秀逸です。本当に、こんなに凄いものをタダで見せてもらって良いのだろうか。というか、これは本当に夢でじゃない?
凄いシーンは山盛りですが、特に凄かったのは、水面に立っているサスケを水の中に叩き込むと、水にぽっかり穴が空き、下から上がってきた水で埋まる描写です。水の存在感と、それを圧倒する忍術の描写も、非常に秀逸です。
そして、これまで追う側であったナルトに感情移入するように見せていたはずが、今回はサスケの側に感情移入するドラマになっている点も面白いですね。これで、視聴者も、どちらか一方に過剰に肩入れできなくなります。
もう1つ、万華鏡写輪眼を使う側の視点で、それがいかなるものであるかをきちんと描いている点も興味深いですね。つまり万華鏡車輪眼は、何だか良く分からない凄い技なのではなく、どのように凄いかがきちんと突き詰められた技だと言うことですね。
今回の名台詞 §
サスケ「はじめから一人きりだったてめえに、オレの何が分かるってんだ」
家族を持たないことが最悪ではない、という告発です。ある意味で、これはナルトには痛い台詞ですね。どう考えてもどん底であったはずのナルトに対して、この告発です。二人の緊張感はとても凄いですね。