Written By: 川俣 晶
凄いな、と思ったのは、高射砲で撃たれるシーンを、撃たれる側の立場から克明に書いているところです。
つまり、シミュレーションウォーゲーム的に戦いを数値の問題にしていないと言うことですね。
あくまで、そこにいる現場の人間の皮膚感覚で見える世界を描いています。
しかも、何が凄いと言って、素人の一種である技術士官がが、よりによって陸上攻撃機「銀河」の最前部の偵察員席という、最も怖い席に座ってそれを体験するという描写は凄いですね。