2005年06月02日
川俣晶の縁側過去形 本の虫感想編 total 2187 count

のだめカンタービレ (5) (6) 二ノ宮知子 講談社

Written By: 川俣 晶連絡先

 感想、2冊まとめていきましょう。

 2冊まとめて読んでしまったので。

 とはいえ、面白いと思って読み切った割に、何が面白かったのかが今ひとつ上手く頭に浮かんできません。

 1つは、主人公の千秋が予定調和的なスーパーマンでありすぎるから、かもしれません。

 もう1つは、クライマックスを音楽の演奏という描写(理屈抜き)で説得してしまうために、言葉や理屈で語りうる感想が残らないためかもしれません。

 ああ、でも、最後にハリセンを持った厳しいピアノ教師にのだめが目を付けられてしまうところは面白いと思いました。この教師は、第1巻の最初で、千秋から三行半を叩き付けられた人ですよね。そのような人が再登場するというのは面白いですね。