2005年06月13日
川俣晶の縁側過去形 本の虫感想編 total 2455 count

Comic 新現実 Vol.3 角川書店

Written By: 川俣 晶連絡先

 この手のムックの読み方が、やっと分かったような気がします。

 つまり、全て真面目に読もうと思ったら負けと言うことです。

 単純に量に負けます。

小泉八雲の伝奇漫画 §

 こ、これは!

 面白いぞ!

 なにせ、小泉八雲が登場します。

 新宿歴史博物館・小泉八雲展などというものを見てきたこともあるので、少し親しみを感じます。何せ、生原稿まで見てしまいましたからね。

 その人が、こんな漫画に出てくるとは面白い!

次は柳田國男! §

 小泉八雲で喜んでいたら、次は柳田國男ですよ!

 なんと、オクタゴニアンに柳田國男が登場です。

 世田谷文学館に行ったときにビデオを見たり、ちょっと訳があって「定本 柳田國男集 第八巻」(筑摩書房)などという本も持っていたり、ほんの少しだけ知っている人です。

 まさか、その人まで漫画に出てくるとは!

 とんでもなく面白いですぞ!

 (この面白さが分かる人はかなり限られているという気もしますが)

飛鳥井全死 §

 途中からしか読んでいないし、読んだ分も斜め読みがあり、しかも読んでも理解できたという確信は全くありません。

 しかし、今回の「わたしはただ----間違えたいだけだ」といい全死の台詞は面白いですね。

次もまだある §

 既にVol.4も手元にあります。

 一部は既に読んでいますが。というか、小泉八雲の話などは、続けて読まねば耐えられなかったでしょう。

 しかし、次は予定通りなら6月下旬に出てしまいます。忘れないようにチェックしなくては。

 あ、特集の吾妻ひでおに一言も触れてないや (汗。