ああ、ずいぶん長いこと放置してしまいました。
買ったのは2005年01月11日だから、約半年近い放置?
結局、「化学工学科秘書のスージィ」と言っても、ほとんど化学工学的な展開は何も無し。というか、どの学科でも何ら問題ないような内容だし。
いざ読み切ってみると、驚くほど中身は少なくて、その点には驚かされました。
まあ、小説として基本的なコンセプトは面白いとは思いますが、具体性を欠くイラストと具体性を欠く詩が挿入されることで、言語的トリックが不発に終わったという感じがあります。トリックが意外性を発揮するには、もっと明瞭な具体性が必要ではないかな、という気がするようなしないような……。