のだめカンタービレ (10) 二ノ宮知子 講談社

　ついにパリ編開幕。

　恋の花咲く芸術の都、パリ。

　そこに舞台を移したというのに、まさかまさかのアニメネタの連打。

　これは、思わず大笑いですね。

　アニメ見てオタクのフランス男性と仲良くなるのだめという展開は、あまりにもアレです。

　しかも、暗記したアニメのフランス語版を見て言語をマスターするのだめという展開はアレすぎます。(実際には、おそらくかなりの意味の変更が入っているので無理だと思いますが、それはまあ別としても)

　音楽関係では。

　千秋のライバルが、失敗した千秋に対して、ただ一人気に病む必要はない、という展開は非常に良かったですね。