謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のTIDE-LINE BLUEの感想。
サブタイトル §
第4話 「役割り」
あらすじ §
イスラは働くのは好きだと言い、自発的に艦内でいろいろな仕事を行います。
キールはだらけています。
艦長はキールに様々な仕事を与えますが、できません。
キールがトマホークを磨いているときに、他の水兵から、これがミサイルであることを聞き、ヤビツを攻撃したのがこの潜水艦であることにやっと気付きます。
そして、イスラと新生児を連れてトマホークの保管庫に立てこもります。
イスラは字を覚えたがり、キールは艦内で見つけたコンピュータに字を表示させ、教えます。大変動の後に生まれた子供でコンピュータが使えるのは、キールとティーンだけだと言います。
イスラは高熱を発し、医務室に担ぎ込まれます。
医師は、まだ回復していないにもかかわらず、イスラはキールの分まで含め、二人分働こうとして無理をしたのではないかと言い、キールはショックを受けます。
グールドは、引き受けた仕事についてキールが約束を破ったことをとがめます。
国連事務総長は、アメリカに行き、アメリカを支配する石油成金から新国連支持を取り付けます。
感想 §
これはものすごく面白いですね。
いや本当に。
特に、キャラクターの表情や体の動きで表現するところが多いこと。たとえば、トマホークとは何かを、言葉を使わず、体で表現する水兵。
ジョゼが通りかかると慌てて賭博の現場を隠す水兵。
石油成金から指示を取り付けると急に楽しげに表情が変わってビールまで飲んでしまう事務総長。
等々。
もう1つ、世界の再建に必要なものは何かという問いかけに、エネルギーだと答える事務総長と、食い物だと答えるグールドのコントラストも非常に良いですね。特に、グールドの現実主義的な態度は素晴らしいですね。確かに、衣食足りて礼節を知るという言葉もありますが、食は重要です。
逆に言えば、そのような見識があればこそ、グールドはこのような時代に部下を統率し続けることが可能なのでしょう。
いや、それにしても面白い作品です。
今回の一言 §
やはりいちばん良いのは、冒頭にセイル上におむつを干してしまうシーンですね。
これはもう最高です。
これが許容されてしまうところが、グールドという人物のありようを非常によく表現しています。