今日は損保ジャパン東郷青児美術館のベルナール・ビュフェ展に行ってきました。
これも通常の歴史資料館巡りの一環ではありません。
スケジュール詰まりすぎの悪影響で、ずいぶん疲れが溜まっていることが分かったのと合わせて、僅かに時間に余裕があることが分かったので、拡大版散歩として出かけたわけですが、その途中で「ここに行こう」と思って行き先を途中で決めたものです。
ちなみに、損保ジャパン東郷青児美術館に行くのは2回目ですが、けっこう好きな場所です。
余談ですが、ゴッホのひまわりは、愛・地球博に貸し出し中でした。
ベルナール・ビュフェって誰? §
知らない人です。
知らないから見に行く価値があるわけですね。
ポスターの変なオジサンの絵が気になったということもあります。
それから、実はこのベルナール・ビュフェ展。1回前まで行ったのにお休みで入れなかったという恨みもあります。
自画像 §
まず自画像のコーナー。
見ていて思わず、笑みが漏れます。
変な絵であるにも関わらず、あるいはそれだからこそ、そこにおかしみを感じました。
来て良かったと思いました。
風景画 §
これがもう、素晴らしい。
空に向かって思いっきり伸びて広がる感じ、というのでしょうか。
くっきりした直線的な黒い線も良いです。
こういうビジュアルを描けるセンスというものが自分にもあれば良いのに、と思いました。
静物画 §
前2者に比べると面白さは落ちました。だからこそ、最後に配置されていたのかも知れませんが。
しかし、よく見れば、空に向かって思いっきり伸びて広がるような構図が入っていたり、やはり同じコンセプトが感じられます。
気に入ったけれど画集は買わない §
ベルナール・ビュフェという画家はいたく気に入りました。
しかし、画集などは買いません。
本来のニュアンスの1/10も再現されていません。
やはり美術品に対する正しい態度は、一期一会のつもりで生に接すること。写真を百万回見るよりも、生で1回見る方が良いです。