2005年08月19日
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XMLデータベース開発方法論(3)変化は抱擁せざるを得ない、しかも禁欲的に

Written By: 川俣 晶連絡先

 下記の記事が公開されました。

カット、カット! §

 この原稿は書いている時点で、本筋と関係ないテキストをかなり切っています。

 実は、冒頭の小説の引用も、もっと別の箇所を別の意図で引用する予定で、本当はもっと凄い話題を展開する予定だったのです。しかし、本筋に絞らないとまとまりそうになかったので、それは泣く泣く切りました。他にも切った要素はいろいろ。

 そして、本筋だけに絞って何とか原稿がまとまりました。気持ちの半分も入っていませんけどね。

 ところが、なんと!

 それでもまだ長すぎて、「コラム」として分けていた項目が全てバッサリ。

 というわけで、今回の内容は、私の気持ちの1/4ぐらいと思って下さい。

 ちなみに、カット分のコラムの内容は、下記セミナーに来た人には、特別にご紹介します。

▼緊急開催!@ITワンポイント・セミナー"XMLデータベースの開発方法論と実際"▼

@IT:Database Expertフォーラム XMLデータベース開発論との連動企画を実現!

2005年8月22日(月)東京コンファレンスセンター・品川 14:00~ 参加費用無料!

☆詳細はこちらで→ http://www.neocore.jp/products/event.html#s0

 全部きっちり読みたい人は、「単行本化希望!」を編集部にリクエストしてみよう!

過激なメルマガの煽り §

 @ITのメルマガには以下のような紹介文が入っていました。

XMLデータベース開発方法論(3) 業務は変化する。システムもまた、変化に追随しなければ生き残れない。変化に弱いデータベースで泣きを見るか、それとも……

 「泣きを見る」とは過激な表現ですが……。もちろん、編集者の手による文章で私が書いたものではありません。

 ただ、この連載の趣旨が何かといえば、「変化に弱いデータベースで泣きを見る」のを防ぐことではなく、むしろ「XMLデータベースの使いどころを間違えて泣きを見る」のを防ぐことである、と補足しておく価値があるかもしれません。

 つまり、既存技術をスケープゴートにして新技術の素晴らしさをアピールするのではなく、まだ利用方法も確立していない新技術で成果を出す確率を高めることが、目的であると。

 それを行わねばならないのは、スケープゴート戦略を使って、何でも新技術を万能解として売り込む困った人達が横行しているからです。事実として、XMLはそのような人達の手によって、1回盛大にずっこけていますし、その後遺症は未だに残っています。そして、彼らは反省もせず、まだぬくぬくと生き延びています。

 XMLデータベースも同じ道を辿らせるわけには行きません。耳に心地よい詐欺まがいのトークではなく、現場のリアリティに立脚した問題解決ツールとして世の中に受け入れられて欲しいと願っています。