TYPHOONだけで飛ぶTYPHOONチャレンジが終わりました。なぜTYPHOONで飛ぼうかと思ったのかというと、F/A-22Aで飛んでいる時に、TYPHOON最強という自説に疑問を感じるようになったためです。
レギュレーションは以下の通りとしました。
- 自機、僚機にTYPHOONを選択できるミッションは、TYPHOONを使用する
- F-5Eしか選べないミッションはもちろんF-5Eで飛ぶ
- HAWKしか選べないミッションはもちろんHAWKで飛ぶ
- 艦載機しか選べないミッションでは特に指定はない。何で飛んでも良い
- MIR-2000Dしか選べないミッション11Bを避けるため、最初のコイン選択は必ずフェイス オブ コイン(表)を選ぶ
- 2回目のコイン選択はどちらでも良い
- 特にRANKは問わない
- 難度はACE
- キャンペーンクリアが目標なのでコインの都合でやらないミッションをやる必要はない
感想・TYPHOON §
TYPHOONの最大の長所は速度です。実は最大速度で直線飛行している場合、ミサイルも追いつけません。それほど速いのです。(MISSION 23『ラーズグリーズの亡霊』で全速飛行しながら渓谷の外に出ると分かります。ミサイルが追いつくことができません)
しかし、その特徴に目を奪われていては、真のTYPHOONの価値は永遠に見えてきません。
TYPHOONは、実は低速域での飛行の安定性も優れています。失速状態に陥っても、ガクンと機首が下がったりしません。その結果、失速すると空中で静止して固まるような妙な印象が残ったりしますが……。しかし、それは低空低速での飛行が安定することを意味します。
つまり、TYPHOONとは、低速域でも高速域でも自在に飛べる万能機ということができます。これを使いこなせば、高速で一撃離脱も可能であれば、低速で敵機の背後に回り込む格闘戦も可能です。高速機にしては、低空低速の対地攻撃も得意です。
まさに変幻自在。
もちろん、弱点もあります。ヨーの効きが今ひとつというのが、最大の弱点でしょう。それゆえに、初心者にはお勧めではありません。90度ロールを正確かつ迅速に行う腕がない場合、低空で針路を急変更することができず、あまり良い成果は期待できません。
しかし、最低限のヨー性能はあり、MIG-31系機体のようなきつさはありません。MISSION 08『希望という名の積荷』のAAシステムをヨーだけでスムーズに突破して、ぎりぎりマップ東端までマザーグースワンを誘導できます。
というわけで結論です。
同等条件で乗り比べていないので、断定はできませんが、別格のFALKENを除外すれば、TYPHOONは最強クラスの戦闘機だと思って良いと思います。ただし、飛ばしにくい側面があり、腕が良ければという留保が付きます。TYPHOONの強さは、ずば抜けた高速性と、高速機にしては優れた低速飛行安定性にあります。それによって、空戦にも対地攻撃にも強さを発揮します。
おそらく、高速で飛び回り、XLAAで敵機を蹴散らしつつ、通常ミサイルと機銃で地上の目標を殲滅するような戦い方に向いた機種ではないかという気がします。ずばり、MISSION 09『憎しみの始まり』やMISSION 22『封印』のようなミッションが、最もTYPHOONに似合うのではないかと思います。
各ミッションの結果と感想 §
以下に各ミッションの結果と感想を書きます。
MISSION 05『第三艦隊集結』 §
TYPHOON×4
速い。身軽。ミサイル装備数も多く、特殊兵装のXLAAも強力。
やはりこれは強い。
MISSION 06『白い鳥I』 §
TYPHOON×4
これは凄い。次々と出る敵機を落としまくる自機。終盤は、敵機が1機も存在しない時間がありました。どうやら、F-20Aやトーネードは一定時間で復活するようですが、素早く落とすと、復活までの空白時間がかなりあった感じです。強いぞTYPOON!
TOTAL POINTS 17040は凄い記録かと思いきや、自己ベスト3にも入っていませんでした。
しかし、TIME 08'51"は自己ベスト1(それまでの自己ベストは8'52")でした。おそらくスコアのベスト記録はFALKENで出していると思いますが、タイムのベストはTYPHOONかもしれません。
いやまあ、MIG-31Mでタイムアタックすると、もっと速いという可能性もあり得ますが……。
フリーミッションで飛び直して08'50"。1秒縮んだ。
フリーミッションのMIG-31Mで飛び直して08'55"。イマイチ良くない……。
フリーミッションのFALKENで飛び直して8'35"。文句なく自己ベスト更新。TLSを使うと空挺戦車を迅速に始末できるので、タイム短縮には有効であるようです。
しかし、FALKEN(TLS)を除外する前提で考えるベスト戦闘機という条件で、TYPHOONが十分に優れていることは間違いないようです。
MISSION 07『サンド島防衛戦』 §
TYPHOON×4
シンファクシ浮上時、レーダー内に敵は無し。
もともと、このミッションへの相性の良い機種とは言えませんので、TIME 13'40"は凡庸なクリア時間でしかありません。積極的にUAVと空戦しているので、その分の時間も加算されています。
しかし、TOTAL POINTS 24820というのは自己ベストのタイ記録となりました。
やはり、TYPHOONは強いかも。
MISSION 08『希望という名の積荷』 §
TYPHOON×4
ヨーの効きがやや低めなので、AAシステム通過は余裕を持ったルートを慎重に進む必要があります。
さて、マップ東端までマザーグースワンを誘導してめいっぱい空戦時間を取った割に、いろいろと単純なミスをしてしまい、自己ベストにほど遠いスコアしか出せませんでした。
がっくし。
未練があるので数回フリーミッションで飛び直してみました。その結果、TOTAL POINTS 15540という自己ベスト(MIG-21-93による)のタイ記録を出すことができました。しかし、MIG-21-93とのタイ記録というのは、TYPHOONを最強と語るには物足りない数字と言わざるを得ませんね。
MISSION 09『憎しみの始まり』 §
TYPHOON×4
TOTAL POINTS 17530を出しました。さて自己ベストはとフリーミッションの画面を見ると17290でした……。
ええっ!?
ってことは、対地攻撃向きではないこの機種で、ベストスコアを更新!?
これはびっくり。
おそらく、迅速な移動、確かな銃撃性能、敵機を落とすための強力な制空能力が合わさっての成果でしょう。
やはり、TYPHOONは強いかも。
MISSION 10『見えざる姿』 §
TYPHOON×4
ネームド機を含め、全て撃墜。
スピードは勝利!
MISSION 11A『報復の連鎖』 §
TYPHOON×4
一気にクリア。
湖西から出てくるホーネット3機はXLAAの斉射で壊滅。最後に出てくる2機のMIG-31もXLAA4発で瞬殺。
しかし、分かってきました。
低速飛行が比較的安定していて、銃撃がやりやすく、打撃力もあるのがTYPHOONの長所です。
ちなみに、クリアタイムの5'07"は、自己ベスト2位でした。ベスト1は4'08"ですが、これはたぶんFALKENで出したタイムで、別物でしょう。
強いぞTYPHOON!
MISSION 12A『緑海の火薬庫』 §
TYPHOON×4
歩兵のSAMを破壊しなかったので、スコア的にはベストではないものの、確かな対地攻撃力を確認する内容となりました。対地攻撃にストレスを全く感じません。
TOTAL POINTS 20010は自己ベスト3には入っていないものの、3位(20090)に非常に近い数字で、TYPHOONの優秀さが感じられます。何せ、相性の悪いミッションでこれですからね。
MISSION 13『ラーズグリーズの悪魔』 §
TYPHOON×4
愕然とする展開……。
UAVと適当に戦いつつリムファクシを攻撃していました。
そして、ふと気付くと残り1分を切っています。慌ててリムファクシを攻撃しましたがぎりぎりで時間切れとなりました。
ここまで粘れるのはTYPHOONの優秀さの証明と言えるでしょうが、クリア失敗ということは間違いありません。
と、あとで気付いたのですが、このケースでは最後の最後までUAVが射出され続けていました。いつもと違います。それゆえに、つい空戦に誘われて時間をロスしてしまったのかもしれません。
リトライ。
通常ミサイルは全てリムファクシ攻撃に温存。MISSION UPDATE前の潜水艦攻撃は機銃のみ。UAV攻撃はXLAAのみと縛りを入れました。
タイムもスコアも、良くありませんが、範囲攻撃できる対地特殊兵装抜きでのリムファクシ攻撃は沈めるだけで見事な成果です。
MISSION 14『零下の檻』 §
TYPHOON×4
XLAAの数を有効活用するプランを立てて挑んだものの、トーネードに2斉射4発が外れるという大波乱で計画が狂いました。それゆえに、クリア時間はちょっと物足りないものに。
ちなみに、地上の対空火器の攻撃はスムーズに行きました。
TYPHOONは、低速対地攻撃への適性が高速機としては大です。
MISSION 15『凍土からの救難信号』 §
TYPHOON×3
ナガセ発見前は、出し惜しみせず、盛大にXLAAを使って敵機を殲滅していきました。
すると、ナガセ発見後に邪魔をする敵機が驚くほど少なくなっていました。
シーゴブリンがピンチの通信を送ってこなかったぐらいです。
のんびりと楽々空戦をしていることができました。
TOTAL POINTS 22100は文句なく自己ベスト。(それまでの自己ベストは21440)
こういう成果を見ると、TYPHOONは強いと思えますね。
MISSION 16B『砂漠の電撃』 §
TYPHOON×4
TYPHOONは戦闘機なのに、低空低速銃撃がやりやすいという仮説を検証するためにコインの裏を選択。
うぉっと。C-130と正面から空中衝突! XLAA2発撃っても落ちず、追加で通常ミサイルを撃っていたらこの状況。
リトライ。
もちろん、TYPHOONで対地攻撃主体のミッションをやって、時間やスコアのレコードを出せるはずもありません。地上の敵を全て撃破できたわけでもありませんし。
しかし、「ストレスは感じなかった!」という事実は特筆すべきでしょう。TYPHOONには、低空低速の対地攻撃(特に銃撃)への適性があります。
MISSION 17『JOURNEY HOME』 §
TYPHOON×4
かなり頑張りました。
MISSION UPDATE後が勝負だと思い、XLAAを全て温存という戦法を取りました。
しかし、自己ベストにはほど遠い結果でした。
TIME 13'50" (自己ベスト13'12")、TOTAL POINTS 26400 (自己ベスト33100)。
この戦法そのものが、あまり良くなかったという可能性もあります。
というわけで、XLAAは温存しない戦法を使い、フリーミッションでやり直し。
何と、サンダーヘッドの「誰だ、これは」のときに、敵機はゼロに。これは初めての経験かもしれません。更に、あとから出てた敵機も落としてチョッパー墜落時に敵機ゼロ。
TIME 12'41"、TOTAL POINTS 33540は文句なく自己ベスト。
TYPHOONは正しく使えば、これだけの成果をたたき出せるわけですね。凄いぜ!
MISSION 18『クルイーク要塞攻防戦』 §
TYPHOON×3
要塞の突入指示のあと、スティックに指を戻す位置がずれて地面に激突。こんな経験は初めてだ!
リトライ。
凄いぞ、慣れると低速対地攻撃もスムーズにできるぞ。
やはりTYPHOONは、乗りこなすことができるなら名機だ!
MISSION 18+『8492』 §
TYPHOON×3
イマイチ気が乗らない中で飛んでいたら落とされました。
やり直して、直感に頼った無理な機動も含めてネームド機以外全機撃墜。
TYPHOONは低速域の戦いも高速域の戦いもこなせるので、幅が広いという印象が残ります。しかし、イマイチ面白くないのは、やはり脆弱な対地攻撃機で全機撃墜するプレイに慣れすぎたせいでしょうか? (汗。
MISSION 20『古城の幽閉者』 §
F-35C×2+F-14D×2
銃撃封印プレイの後遺症で、銃撃できるって素晴らしい!と思いながら飛行。ミサイルを使い切っても壁を破壊できるし。
それから、どうもPS2本体がDVD読み込みで異音を発するようになって大あわて。電源を切って縦置きを横置きにしたら良くなりましたが……。まだ買って間もない本体ですが、大丈夫なのだろうか? (汗
MISSION 21『孤空からの眼差し』 §
TYPHOON
せっかくの高速機なのでハイスコア更新を狙って高速飛行。ところが写真撮影待ちでのポジション取りに失敗。余計な時間を使ってしまいました。
しかし、04'10"というタイムは自己ベスト2(ベスト1は4'07")。頑張れば本当に記録を更新できそうです。
というわけで、フリーミッションで飛び直したところ、03'38"という大幅なタイム短縮に成功。これより先は、経路を全て暗記してアフターバーナー全開で飛び抜けないと無理かも。
ちなみに、こつは撮影可能になったら即撮影。撮影終わったら即帰還です。つまり、おやじさんから証拠になるぞと言われる前に全速で逃げ出せということです。
MISSION 22『封印』 §
TYPHOON×4
SAM相手につい無理な攻撃をやって、落とされてしまいました。
しかし、「ああ無理がある」ということが分かるのが進歩というか、悲しいというか。もちろん、自覚したときには既に回復不能。
さて。
やり直したところ、空戦もこなしてガンガン進みます。SU-47をヘッドオンのXLAAで4機まとめて落としたり、強さは圧倒的です。(でも機銃はチマチマと節約撃ち……)
しかし、そういう余裕を見せすぎて、最後は時間ギリギリになってしまいました。
クリアタイム19:52、実質残り7秒ちょい。もう1回再岩盤を攻撃する余裕はなかったでしょう。
残弾は、機銃404、通常ミサイル2、XLAA2でした。つまり時間さえあれば、まだ戦えました。敵機も飛んでいたし。
ちなみに、河川上流下流の隠し目標は全て破壊。繰り返し出てくるSAMも全て撃破しました。
そして、スコアはなんと、自己ベスト51110から一挙に54010へ大幅アップ。
結論から言えば、このミッションでのスコアアップのためには、敵機を落とす必要があるということです。地上の敵は数が限られ、しかもポイントも今ひとつです。これらは全て撃破するのが当然で、それに上乗せして、いかに敵機を落とすかが問題になります。それゆえに、十分な対地攻撃力を持った上で、強力な対空戦闘力を持った機種が最適であり、TYPHOONはまさにこの条件に合致したということでしょう。
凄いぞ、TYPHOON!
MISSION 23『ラーズグリーズの亡霊』 §
TYPHOON×4
スコアアタックは(上空の戦闘機と戦わない限り)意味のないミッションで、タイムアタックは既にいろいろ試した後です。
もう特に挑むこともないかと思ってのんびり飛んでいると、目の前の上空にうかつな2機のTYPOONが。思わずXLAAでTYPHOON2機撃墜。
しかし、それでも自己ベストではありません。自己ベストは35880で、今回は34940となり、自己のベスト2という結果でした。
MISSION 24『白い鳥II』 §
TYPHOON×4
なかなか激しく素早く戦いましたが、それでもRANK Aクリア……。TLS抜きのRANK Sへの道は厳しい! たぶん、何かの攻略手順を確立しないと、この壁は越えられないかも。
MISSION 25『ハートブレイク・ワン』 §
TYPHOON×4
経路選択は近・近・近。
対地攻撃はじゃぶじゃぶと通常ミサイルを使って(銃撃併用)楽をしました。ミサイル装備数が多いとこれができるから良い、というだけでなく、低速飛行が安定していてリロード時間も比較的短いTYPHOONならではの戦い方です。
8492戦は、あっという間に終わってしまった感じです。
とはいえ、スコア、タイムともに自己ベスト3には遠く及ばず。これを更新するには、対地対空がバランスした編成と戦法を練って挑む必要がありそう。
MISSION 26『混迷の海』 §
F-35C+F-14D×3
MISSION 27『ACES』 §
TYPHOON×4
だめだな。身が入っていないと落とされてしまう……
DVDドライブがしばしば異音を発して緊張感を削がれたり。(横置きでもダメ……)
次から次へと出てくる敵機に時間を取られて焦り、無理な角度から強引にトンネル入口に突っ込んだら壁に当たりそうになって、安定させるまで苦労させられたり。
ハミルトンとトンネル内の敵機第1グループ、第2グループの全ても落としました。
タイムの方は大したことがありませんが、スコアの方はTOTAL POINTS 41720となり、それまでの自己ベスト39440を更新しました。
これについては、理由を検討する価値があるかもしれません。これまで、全機落としたと思っていたのは誤りで、もうしばらくトンネルに入らずに待っていたら、復活する敵機が出てきた可能性があり得ます。ちなみに、M's AC5 - Score ranking - ACESのランキングを見ると、41720が最大で並んでいるので、これが真の最大スコアではないかと思います。
MISSION 27+『THE UNSUNG WAR』 §
TYPHOON×4
残り約1分30秒でベルカ飛行隊全滅。とはいえ、根性入れて戦えば、もっと素早く勝てたような気がします。