2005年11月21日
トーノZEROアニメ感想B-伝説! バトルビーダマン 炎魂 total 5910 count

情け容赦なく折檻される美少女幹部フェレスちゃんが放つマゾ的快楽のオーラ!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日の炎魂の感想。

サブタイトル §

第46話 『蘇える金狼』

あらすじ §

 フェレスは試合の失態を叱責され、激しい折檻を受けます。

 それを止めようとしたエクウスは、怪しげな道具を使って戦うことを要求されます。

 それを使ったエクウスは心を失い、フェレスを攻撃し続けます。

 一方、ジンベエはヤマト達のところに行きます。

 アキュラスは復活したものの必殺技が撃てません。

 ウェン、リー、キバ、ガンノスは、アキュラスが頼りにならないのなら自分が出るといい、ジンベエを含めた6人で決着を付けることになります。

 ジンベエは良い場所を知っていると彼らを連れて行きますが、それは罠でした。B-デウスの怪人達に襲撃されます。

 そこで、アキュラスは、皆が守りたいものがあるから戦っているのだと言うことを知り、必殺技を撃てるようになります。

 皆は、それを気付かせるために、アキュラスに勝負を挑んだのでした。

感想 §

 ああ、これはいい!

 情け容赦なく折檻される悪の組織の美少女幹部。

 この悲鳴が素晴らしい!

 ためらいなく、情け容赦なく与えられる苦痛。

 見ていて、マゾ的な快感をひしひしと感じてしまう良いシーンです。

 悪の組織とは、つまりこういう背徳的な快楽を描くための方便としてのシステムという側面があるはずです。最近はそれがないがしろにされる傾向が強いような気がしてイマイチなのですが、さすが炎魂はひと味違いますね。

 しかも!

 珍しくフェレスをかばったエクウスが、怪しげなマシンに乗ると情け容赦なくフェレスを攻撃するという展開に。

 フェレスの絶望感は、限界を超えて追いつめられます。

 この情け容赦ないストレートな徹底ぶりは、まさに色気のある悪の魅力というものです。

 実に素晴らしい!

更に感想 §

 しかし、善良な者達のドラマも素晴らしい!

 アキュラスが再び必殺技を撃てるように、あえて挑発的に戦いを挑む者達。

 これもまた愛ですね。

 仲間を愛し、慈しむ心があればこそ。

 結果的に、ジンベエの陰謀は、それを助けることになってしまいました。それにしても、ジンベエのへっぽこ悪党っぷりは相変わらず冴えていますね。詰めの甘さ、悪の三枚目っぷりが素晴らしい! ハジャ様も素敵ですが、ジンベエも可愛いぞ!

もっと感想 §

 ガンノスが「大切な人を守りたい」と言ったときの回想映像ですが。

 ハナちゃん、蛇を身体に巻いて立っているではありませんか!

 凄いぞガンノス、こんなハナちゃんでも守って上げたいと思っているのだね!?

 それはさておき、太い蛇を身体に巻いた美少女というビジュアルも、実に変態っぽくてドキドキな良いムードを出していますね。

今回の名台詞 §

ジンベエ「怪人部隊のみなさん」

 そうか。あのB-デウスの雑魚は怪人部隊というのか!

 やはり、ゲルデウザー様率いるB-デウスは、初期の仮面ライダーのムードですね。

今回のサブタイトル §

 サブタイトルの「蘇える金狼」とは、つまり狼になぞらえられたアキュラスの復活を意味する言葉でしょう。しかし、アキュラスなら「銀」狼の方が似合っていそうですが、なぜ「金」なのでしょう? おそらくは映画のタイトルに合わせたものでしょう。「蘇える金狼」は、大藪春彦原作の角川映画のタイトルです。当時、角川書店が熱心に映画を作っていて、「見てから読むか。読んでから見るか……」というようなコピーで書籍込みで宣伝していたような気がします。

 ……でも、おいらは見てもいなけりゃ読んでもいない…… (汗。