Written By: 川俣 晶
おそらく最近では珍しい宇宙もののコミック……でしょうか。
しかし、アメリカ軍が支配する月であるとか、アメリカの助けを借りないで月に行くために古びたH2Aロケットを持ち出すであるとか(しかも、国防族の金を使って!)、きな臭く脂っこい話になっていますね。とても、夢を語るための宇宙という場ではありません。
そういう意味で、僕らが(より正しくは私が)夢見た宇宙とは異質な世界というのが感想です。
とはいえ、アメリカ軍の宣伝媒体になりつつも、したたかに反撃するマギーはなかなか魅力がありますね。