ついに、人喰いパチンコ編も終わり。
同時に賭博破戒録もこれで終わりのようです。
続きは賭博堕天録と言うことになるようですが、これは現在進行形のシリーズで、単行本を2~4巻まで読んでいます。
というわけで、カイジに期待するコンビニ本を買う行為も、これで打ち止め。
(あ、これは上手い言い回しだな。パチンコ編に引っかけて打ち止め……)
面白かったところ §
特に面白かったところは2カ所。
1つは、途中で敗北が確定しそうになったときに、カイジの精神が崩壊していくところ。
ボロボロに壊れていきますね。
この壊れ方の描き方が非常に良いと思います。
そして、もう1つは、勝利者として自由になったカイジが、残された僅かな金をあっさりパチンコですってしまうところです。これだけの大勝負の勝利者としてはあまりにも情けない展開です。しかし、それをやってしまうところが、人間くさい良いところですね。
ともかく、人間の限界、ダメなところを前向きにきちんと描き込んでいるところがとても好感です。