バートレット「後ろから来るバラーノフは、もう先月みたいなミスはしないだろうな」
バラーノフ「聞こえてますよ。大丈夫です」
バートレット「ショートカットだ! それ、ひねり込みだ!」
バラーノフ「凄い。ひねり込みだ。豚が後ろを取った」
謎の女1号「ひねり込み?」
バラーノフ「豚はあの技でアドリア海のエースになったんだ」
バートレット「誰が豚だ! 俺は犬だ。ハートブレイク・ワンのワンは犬の鳴き声だと何回言ったら分かるんだ!」
謎の女1号「あらあら。思った通り、バラーノフは先月と同じミスをしたわね」
バラーノフ「すみません。どうしても、バートレットさんがポルコに重なって見えて」
バートレット「ハイヨー! シルバー! ほっほーい!」
バラーノフ「違います。そこの台詞は、拳銃に弾を装填しつつ『そんなものが通じるか。ハイヨー、シルバー』です。って、それは豚じゃなくてカーチスの台詞!」
バートレット「俺は豚じゃねえ!」
バラーノフ「いえ、カーチス……」
謎の女1号「学習能力ゼロ……」
バラーノフ「すまない、ジーナさん」
謎の女1号「誰がジーナやねん」
ナガセ「(どきどき。バラーノフさん、私のことをフィオって呼んでくれないかな)」
スノー「(俺は呼ばれるならフェラーリンがいいな。ウォードッグのピンチを助けに駆けつけるあたり、俺ってフェラーリンっぽいよな)」
グリム「(みんな何を言ってるんだろう。ぜんぜん分からないや)」
ブレイズ「(FALKENに乗ってきて良かったよ。みんなでのんきにアニメ談義してる間に、敵は全部こっちで引き受けたんだからな。とほほ)」
アンダーセン艦長「(いや~。紅の豚、好きなのに会話に参加できなくて寂しいですよ。よし、ケストレルが直接参加する海戦が起こったら、戦闘中に『さくらんぼの実る頃』のレコードを掛けよう……)」