事実上、絶頂期のプレイを録画完了した時点で、私ACE COMBAT 5人生は終わったと言えます。
とはいえ、ちょっと飛びたい気持ちもあったので、また飛び始めました。
そこで、ちょっとしたイタズラ心で、後方視点で飛んでみようと思いました。
それが、とてつもない恐怖体験になるとも知らずに。
レギュレーションは以下の通りとしました。
- 後方視点で飛ぶ
- 機種は何でも良い
- コイン選択はどちらでも良い
- 特にRANKは問わない
- 難度はACE
- キャンペーンクリアが目標なのでコインの都合でやらないミッションをやる必要はない
感想・いかにして後方視点は恐怖なのか §
後方視点はとても怖いです。
その理由は主に以下の3つです。
- 自機が邪魔で前がよく見えない。特に自機の前方下方が死角になるが、これは対地攻撃時の目標の位置であることが多い
- 表示される計器の種類が少なく、特に自機の角度を把握する手段がない
- 画面の中心と機体の中心が一致していないので、見えているもの基準に飛ばす訳にはいかない
もちろん、計器が少ないということは、その分風景がよく見えるということを意味します。HUD視点ではなかなか気付かないものが見えることもあります。分散に指定した瞬間、さっと散開する僚機が見られたり、ミッション開始時に投下されるドロップタンクなどが見えることもあります。しかし、その長所を補って有り余るのが、自機による視界の制限です。
また、カメラの位置が自機コクピットより高いため、橋の下をくぐる場合や、トンネル通過時には、ぶつかりそうになります。しばしば、ぶつかることもあります。
後方視点の戦い方 §
まず機体の大きさが重要な意味を持ちます。大きな機体よりも小さな機体が有利です。また、機体の大きさは後方視点での見かけのサイズで評価されるべきです。TYPHOONはやや大きな機体ですが、後方視点で見た場合はあまり大きく見えません。
エアブレーキが目立つかどうかも重要です。たとえば、SU-37とTYPHOONを比較した場合、SU-37のエアブレーキは大きく目立ち、視界を大きく遮るという意味で不利です。
とはいえ、空戦の場合は、比較的機体の大きさは重要ではありません。HUD上のシンボルを見ながら戦うだけなら、敵機が機体の影になってもさほど問題ないからです。もっとも、敵機の向きを目視してミサイルが当たりそうか判断する場合には問題になりますが。
対地攻撃については、目標だけでなく地形を見る必要があるため、機体の大きさが重要な意味を持ちます。地面ギリギリを飛ぶ場合、地面が見えるか否かは非常に重要です。また、低空低速飛行は、機体の向きを把握できる計器の欠如から、地面に激突しやすくなります。できるだけ、低空低速飛行、特に対地銃撃を減らすように機種を選ぶと良いでしょう。
あとは慣れです。
慣れれば、ある程度のことは何とかなります。
しかし、たとえ慣れても負担はHUD視点よりも大きなものになると思います。注意を払うべきことは、HUD視点よりも多いはずです。
各ミッションの結果と感想 §
以下に各ミッションの結果と感想を書きます。
MISSION 01『極西の飛行隊』~ MISSION 04『初陣』 §
このチャレンジを行うと決めていなかったので、後方視点で飛んでいますが、メモは残されていません。上記「感想・いかにして後方視点は恐怖なのか」の主要な部分は、この4ミッションの感想に相当します。
ちなみに、機種固定ミッションなので、使用機種は全てシステムが決めた機種です。
MISSION 05『第三艦隊集結』 §
FALKEN+X-02×3
大型機は前がよく見えません。特に、下方が見えないのが致命的。
途中で海面にキスしてミッション失敗という体たらく。
楽勝だったはずなのに。
リトライ。
FALKENは、後方視点かつスティックで横から見ながらSELECTボタンを繰り返す押すと、口をパクパクしているようで微笑ましい。
ともかく後方視点は恐いです。特に大型機は避けたいですね。
MISSION 06『白い鳥I』 §
FALKEN+X-02×3
やはり怖いです。
HUD視点よりもスムーズにミッションを進められません。
とはいえ、低空機動は割り切ってしまえばある程度何とかできる感じ?
MISSION 07『サンド島防衛戦』 §
MIR-2000D+X-02×3
比較的小さそうな対地攻撃機としてMIR-2000Dを選択。
しかし、このミッションは後方視点と相性最悪。対艦銃撃は、敵艦が自機の影に隠れがち。
怖い怖いと思いながらプレイしていたら、うっかり回避機動が遅れて落とされてしまいました。とほほ。
MISSION UPDATE前に敵艦は全て撃沈。UGBは全てシンファクシ攻撃に温存。
ところが、シンファクシを沈める前にミサイル切れに。UGBも無し。対艦銃撃が怖いミッションなのに、それが要求されてしまうとは!
それでも必死に銃撃して仕留めました。
MISSION 08『希望という名の積荷』 §
MIG-21-93+X-02×3
小さそうな戦闘機ということで、MIG-21-93をチョイス。
ちょっと左に進路変更するだけでナガセ機とぶつかりそうになる恐怖がよく見えます。
経路は左回り
うっかりマップ西端すぐ近くまで行ってしまいました。
西に誘導すると2カ所から出現する敵機が、交互ではなく同時に来てしまったりします。あまり美味しくはない感じで、やはり東端誘導がお勧め。
MISSION 09『憎しみの始まり』 §
RAFALE M+X-02×3
対地銃撃で楽勝のミッション……、ということは対地銃撃が不得意な後方視点プレイでは逆に大きなハードルとなります。
できるだけ銃撃しないで済むように、真上から落下するLASMを多数搭載した機種を選択。F-35Cではないのは、こちらの方がやや小さそうに思えたため。
ところが!
いざプレイしてみると。
結局銃撃+通常ミサイルでプレイ。LASMは1発も撃たず!
実際、1回だけ視界不良のために攻撃を断念しただけで、あとはいつもとさほど変わらないペースでプレイを進行できました。
MISSION 10『見えざる姿』 §
MIR-2000+X-02×3
小さく速そうな戦闘機としてMIR-2000をチョイス。
しかし、慣れてくるとあっさりとネーム時を含め全機撃墜。
MISSION 11A『報復の連鎖』 §
MIR-2000+X-02×3
凄くいい絵を見ることができる一瞬があります。
MISSION 12A『緑海の火薬庫』 §
HAWK+X-02×3
徐々に目的が狂い始めています。
TUNNELを全て銃撃で撃破するという目標を立てて開始。
銃撃主体なら特殊兵装などはあまり意味を持たないので、機体が小さいというだけの理由でHWAKをチョイス。
腕を過信して回避ミス。リトライ。
最後のTUNNELを、3発のSAMの下をかいくぐりつつ攻撃するのに失敗してSAMに落とされました。これは機体の水平を確認できない後方視点では難しい。リトライ。
また同じミス。執念でリトライ。
出てきた敵は歩兵のSAM以外全て撃破。
結局、最大の問題は最後のTUNNELの前の3つのSAMでした。慎重に低空で接近すると狙い撃たれるので、まずやや高空から自機を囮にしてSAMを発射させます。そのあと、自機は低空に降りてSAMの下をかいくぐりつつ銃撃で最後のTUNNELを仕留めます。
MISSION 13『ラーズグリーズの悪魔』 §
RAFALE M+X-02×3
前のミッションで疲れたので、もう凄い挑戦はしません。
機体が小さそうでLASM装備ということで、RAFALE Mをチョイス。
極めてスムーズかつあっさりとミッション完了。
結局、長距離からLASMを撃ち込むだけなら、視点の違いはあまり意味がないということですね。
MISSION 14『零下の檻』 §
X-29A+TYPHOON×3
いつもMIG-21-93+X-02×3というような編成では飽きるので、ちょっと変えてみました。
空戦はスムーズに進行。実は空戦の大半は相手を見ている訳ではない(HUDのシンボルを見ている)ので、機体の影になってもさほど問題ではないことに気付きました。
対空兵器は、1つだけ銃撃で撃破してみました。やはりどきどき!
MISSION 15『凍土からの救難信号』 §
TYPHOON×3
空戦主体なら機体の大きさにこだわる意味はない、と思って大型機を選んでみました。
そして、思い切り空戦しようと思って飛んでいたら、偶然ナガセを発見してしまいました。いつもはナガセをなかなか見つけられないというのに!
あまりに多くの敵機を撃墜したので、もしやと思って調べてみると、TOTAL POINTS 21620は自己ベスト2ということが判明。
後方視点でも、空戦主体ならスコアアタックできるようですね。
MISSION 16B『砂漠の電撃』 §
YA-10B×4
怖い対地攻撃のため、あえてコインの裏を選択。
とはいえ、対地銃撃の代わりに気化爆弾を使おうとYA-10Bをチョイス。
ミッション開始直後、増加タンクを投下しているのが見える?
YA-10Bは、全力で飛んでいるとエンジン後方の空気がゆらめいていますね。
結局、航空機もネームド機も全て含め、何もかも殲滅。
TOTAL POINTS 31180は実は自己ベスト。それまでは30820でした。
いつもなら、つい銃撃に浸るところですが、それより4機で気化爆弾を上手く使い、空戦もたっぷりやる方がより良い成果を出せることが分かりました。
MISSION 17『JOURNEY HOME』 §
SU-37×4
気分転換に、いつもは使わないSU-37で飛んでみました。
機体が大きいことは、ほとんど気になりませんでした。
割と良い結果を出したかと思いましたが、自己ベスト3にははるかに及ばす。
MISSION 18『クルイーク要塞攻防戦』 §
SU-37×3
SU-37は減速すると開くエアブレーキが視界の妨げになります。
あとはいつも通りスムーズに進行。
MISSION 18+『8492』 §
SU-37×3
1回落とされてリトライ。
やり直して全機撃墜(ネームド機不明)でクリア。
このあたりは、後方視点でもあまり変わらない感じ?
MISSION 19『決路』 §
HAWK×4
洞窟、怖い!
壁に翼をかすって墜落してリトライ。
視点が高いため、洞窟内の低い箇所は、まさに視点をかすりつつ飛ぶことになります。
MISSION 20『古城の幽閉者』 §
F-35C×2+F-14D×2
いつも通りの編成で試してみよう……と思ってやってみました。
結果……、いつも通り。
慣れると問題ない感じですね。
一部の特殊な事例を除くと、後方視点も慣れの問題?
MISSION 21『孤空からの眼差し』 §
TYPHOON
慣れの問題というのなら、このミッションを飛びたい機体で飛ぼうと思ってTYPHOONをチョイス。
TYPHOONもエアブレーキが背中に開くものの、サイズが比較的小さく、しかも垂直尾翼と重なって見えるため、あまり邪魔になりません。ここにも、SU-37に対するTYPHOONの優位性が1つ!
しかし着陸は失敗。速度が速いままタッチダウンしてしまいました。かなり長時間走ってしまいましたが、それでも「完璧だ」と言って貰えました。
MISSION 22『封印』 §
TYPHOON×4
後方視点でもTYPHOONなら戦えるという自信がついてきたので、これで挑戦。
当然、対地攻撃は機銃の節約撃ちを多用。
残り時間11"76まで粘って、TOTAL POINTS 51770を達成。とはいえ、自己ベスト3にはほどとおい数字でした。
MISSION 23『ラーズグリーズの亡霊』 §
TYPHOON×4
XLAAでヘリを殲滅しつつ楽勝楽勝とクリアを確信。
ところが、最後のオヴニルを撃墜した後、ついイタズラ心を起こして鉄橋の下をくぐろうとして、引き起こしが早すぎて鉄橋に激突。
情けないと思ったものの、よく考えると後方視点で勘が狂った可能性があることに気付きました。トンネルといい、「くぐり」系の非行は鬼門かも。
リトライしてクリア。
TYPHOONは後方視点プレイ向きかも。
MISSION 24『白い鳥II』 §
FALKEN+TYPHOON×3
F-5EでRANK Sクリアに成功してから、このミッションに向ける意欲が低下しています。というわけで、TLSでアークバードを瞬殺して終わりました。後方視点であることで、特に変わったことはなし。
MISSION 25『ハートブレイク・ワン』 §
MIG-1.44+TYPHOON×3
MIG-1.44はでかい! 視界へのインパクト大!
UGBLで楽をしようと思っていたはずが、いつの間にか機銃と通常ミサイルで戦っていた……。慌ててUGBLを使うよう、戦い方を修正。
経路選択は近近近。
いつの間にか後方視点であることを意識しないで戦っていることに気付き、やはり慣れか……と思いました。
8492のうち、自力で落としたのは1機のみ……だと思います。
MISSION 26『混迷の海』 §
F-35C+F-14D×3
イージス艦からの銃撃でDMG88%。後方視点、ダメージやミサイル警告が分かりにくい、という傾向はあります。
間違って着艦をスキップしてしまいました。まあ、前のミッションでの着艦と同機種だからいいか。
MISSION 27『ACES』 §
TYPHOON×4
ハミルトン機を取り逃がした以外、パーフェクトに進行。
段違い平行棒の手前、降りてくるシャッターに引っかけて墜落。
やはり、ここが後方視点の問題点ですね。
リトライ。
何とか、クリアしました。段違い平行棒近辺の恐怖はたまりませんね。
トンネル突入前のハミルトン以外たぶん全て撃破成功。
MISSION 27+『THE UNSUNG WAR』 §
TYPHOON×4
残り2分11秒ぐらいでベルか飛行隊全滅。
「ああ、君たちがこれほどできるとは思わなかったよ」
私もです。
ネームド機もヘッドオンのXLAA1発で遠距離から撃墜。
SOLG本体も、いつも通りやや距離を取って平行して飛びながら通常ミサイルで撃破。