どうやら試行錯誤の末、編成がツボを突いたようです。
戦果ポイントを稼ぐペースが、グンと跳ね上がっています。
まあ、今から追い上げても上の順位に食い込むのは無理なのですが。
しかし、第2週宇宙の戦いも弱い機体を並べた6機編成になるので、そこで役立つかもしれません。
ちなみに、最強機種を並べたPCよりも、貧弱な機種を並べたPCの方が順位が上になる……という現象の理由も分かったような気がします。そのような現象は、論理的にあり得るのです。
盲点だった編成 §
実は、現在の編成は、VP遊びに最初に手を出した頃(おそらく1年半ぐらい前)に最初に取ったであろう編成に酷似するものです。
つまり、正解は驚くほど近くにあったということです。
しかし、当時は完全に失敗した編成だと思い、それに類似する編成は全て却下してきた……のが心理的な盲点を作り出していたようです。
更に、いくつかの「部分的な成功事例」が、状況の解釈に対する混乱要素として作用していたような側面もあると思います。つまり、中途半端に上手く行った事例のことも考えたために、思考が混乱していたということです。
最終的に、徐々に編成を変えつつ論理的に最適な形状へと変化させている途中で、論理的な必然によって、現在の編成を思いつきました。
半信半疑になりながら調整しつつ試してみると大成功。(まだ調整は未完了ですが)
どういじっても僅差で4位のブリトニー中将を抜けたかったトーノ・ゼロ中将が、一晩であっさりと4位に浮上。しかも、ポイント差は広がっています。
どこで誤ったのか §
ぶっちゃけ、序盤における最大の錯誤は戦艦の扱いです。
少将や中将ならば、序盤最大の火力といえば戦艦に他なりません。
これを使うことを前提に2クール前ぐらいまでは編成を組み立ててきました。
しかし、戦艦を止めても十分に勝てます。
足が遅く、初期配置が最後列に固定される戦艦の火力を使うということは、それによって編成が大幅に制限されることを意味します。これが編成の改善を阻害する要因となります。
しかし、前クールから戦艦を止めることも、試行錯誤のメニューに加え、今クールでは本格的に止める編成を使い始めたことで、編成の多様性、可能性の海が広がりました。
そこで出てきたのが、現在の編成です。
本当にびっくりするほどシンプルな2壁4射編成です。しかし、敵に撃たれにくく、渋滞も起きにくい理想的な編成です。
なぜ新型で固めない方が有利となるケースがあるのか? §
ここは、あくまで推定の話になります。
渋滞の解消する解決方法はいくつかありますが、最もストレートな解決方法は「前にいる奴を先に動かす」ことです。
つまり、先制の高いパイロットや機体を前衛(攻撃距離1)に置き、逆のパイロットや機体を後衛(攻撃距離2)に置けばよいわけです。パイロットと機体の合計先制値が10以上あれば、ロスは最小になります。
実は、前クール第2週の編成にザクII(+1)と大差ない性能に過ぎないザクI★★が組み込まれていたのは、先制の値だけが大きく違うという特徴を利用するためでした。つまり、できるだけ先に動かないでくれよ、という意図を実現するための機体選択です。それなのに、この事実に気付くのが遅れたのは痛恨と言えるかも。
しかし、いくら何でも合計先制値に10の差を付けるのは楽な話ではありません。おそらく、成長値を訓練に注ぎ込まないとできない相談でしょう。
問題は注ぎ込む成長値の量が、機体の選択によって変わることです。
全ての機体が同じ素早さの場合と、手持ちの最も早い機体から前衛に配置していく場合には、当然必要とされる成長値の量に大きな差が付きます。より少ない成長値で済ませたPCは、その成長値を回避等の他のパラメータに振ることができます。
さて、第1週の機体では、ザクII指揮官用とザクII陸戦型が先制29で最速。ザクIは20、ザクIIとザクII初期型は26です。
仮に前衛がザクII指揮官用またはザクII陸戦型で構成されているとします。そこで、後衛をザクII陸戦型する場合と、ザクIIにする場合を比較すると、前衛パイロット一人あたり300の成長値を節約できることになります。ザクIにするなら900です。つまり、かなりの差が付きます。
事例研究 §
これを書いている現在の個人戦果ランキング1~2位の編成です。
VP1位 シーシーディー中将
ザクII指揮官用+ザクII陸戦型+ザクII×3+ザクII初期生産型
VP2位 アークエンジェル中将
ザクII指揮官用バズーカ+ザクII陸戦型×5
彼らの編成の詳細は分かりませんが、仮に2壁4射で前衛と後衛で先制差が10になっていると仮定しましょう。また、両者のパイロットは同じ先制値を持っていると仮定します。
すると、シーシーディー中将は、先制29のザクII指揮官用とザクII陸戦型が前衛と考えられるので、この2機のパイロットの先制値を上げて対処することになります。後衛は先制26の残りの機体となります。
一方のアークエンジェル中将は全機が先制29となるので機体を区別する意味はありません。
この2つを比較すると、シーシーディー中将は、アークエンジェル中将と比較して、29-26=3の先制値の節約を2名分、つまり3*2=6だけ行うことができます。つまり、成長値にして600です。
この6(600)の差にどれぐらいの意味があるのかは分かりません。
しかし、現にシーシーディー中将がアークエンジェル中将を突き放して安定1位を独走中であることから考えると、この数字の重みを意識せざるを得ません。それだけが理由かは分かりませんが、理由の1つであるという可能性も考えられます。
とか言ってると §
これを書いている途中で、いきなりシュウ・ミュラーさんに負けました。
とほほ。そろそろ連邦PCに狩られる季節?