トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。
今日のポケモンAGの感想。
サブタイトル §
「ムチュールとルージュラ三姉妹!!」
あらすじ §
サトシ達は、幼いムチュールを必死に守るルージュラ三姉妹と出会います。
可愛いムチュールを発見したロケット団は、それをさらいます。
ルージュラ三姉妹は怒り、街を凍り付けにします。
サトシ達は、ロケット団を探し、ルージュラ三姉妹を怒らせてムチュールの居場所に誘導します。
ムチュールを助けるために身体を張るサトシを見て、ルージュラ三姉妹はサトシが味方だと悟り、サイコキネシスでサトシのピンチを救います。
ロケット団は再びムチュールを誘拐しますが、サトシ達とルージュラ三姉妹はロケット団を倒して奪回します。
ムチュールはルージュラに進化し、ルージュラ四姉妹となります。
感想 §
サトシ達は、ルージュラ三姉妹とのコミュニケーションを上手く取れません。ルージュラ三姉妹は、ムチュールに関わろうとする者を全て敵と見なします。そこに、コミュニケーションの困難さという問題が、非常によく描かれています。そう、異質なるものと意志を疎通させるのは、非常に難しいのです。明確に語ってすら通じないことが日常茶飯事です。
しかし、コミュニケーションは不可能であるという事実を受け入れるとしても、コミュニケーション可能性を高めるための努力は払い続ける価値があります。まさに、サトシ達は、そのための努力を惜しまなかった訳です。ルージュラ三姉妹から敵と認識され、攻撃されていても、それでも理解してもらうための説得や、身体を張ったムチュール救出を行います。
その結果、最後には確かに何らかのコミュニケーションが発生していると言えます。それが真の相互理解と言えるかどうかは分かりませんが、何か価値あるものが生まれたのは事実です。
そういうことをきちんと描いた作品があることは、非常に素晴らしいことですね。
今回の一言 §
今回の見所は、もう1つ。それはムサシのムチュールに向ける愛情の深さです。ムサシの本当の心がかいま見えたような……、良い話だったと思います。
