2006年03月16日
トーノZEROアニメ感想キン肉マンII世 total 3398 count

まさか、ガゼルマンの格好いい姿が見られるとは。新幹線を追い越して走るぞ!!

Written By: トーノZERO連絡先

 トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。

 今日のキン肉マンII世 アルティメット マッスル2の感想。

サブタイトル §

第11話 火事場のクソ力VS大渦(メイルストローム)パワー

あらすじ §

 ジャクリーンは、自ら望んだはずの凄惨な戦いに声を失います。

 ミートは、ガゼルマン、チェック・メイトに連れられて試合会場に向かいます。

 ケビンは万太郎のマスクをはがしに行きます。

 万太郎は、農村マンの技を使うなどして戦います。

 試合は一進一退します。

 ケビンが弱ったのを見た万太郎は、まだセコンドの農村マンからサインが出ていないのに、自分の技を過信してマッスルミレニアムを始めます。

感想 §

 今回の内容は、ある意味で「勝負あった」というムードが漂います。

 万太郎の心の弱さは、かつて一度も失敗したことがない……という理由にならない理由によってマッスルミレニアムの使用を決断させてしまいます。それは、心の戦いにおける敗北以外の何者でもありません。

 その遠因が、農村マンとの信頼関係の欠如にあり、言い換えればミート不在にあると言えるにせよ、やはり万太郎は甘いと言わざるを得ません。

 その点、父親とのわだかまりを乗り越えたケビンの方が、精神的な成長は一枚上手だったと言えるでしょう。万太郎は、甘いに父によってこっそりとコスチュームを持ってきてもらったような立場でしかありません。

更に感想 §

 残虐ファイトを期待すると公言していたジャクリーンですが、凄惨な戦いに言葉を失います。

 そこで、ハラボテが……、あの腹黒で気弱なハラボテが、ジャクリーンに諭すのです。これを自分たちが仕掛けた以上は、最後まで見届ける義務があると。

 これが、どれほど威勢が良くても若い者と、どれほど醜悪でも年期を積んできた者の差と言うことでしょう。

 こういう意外な一面が見られるのも非常に良いですね。

 人間の持つ複雑さ、多面性がにじみ出る良いシーンです。

今回の一言 §

 ミートを背負って走るガゼルマン。新幹線を追い抜いています。

 凄いぞ、ガゼルマン。今回だけは格好いいぞ!